搭乗記,  飛行機

ソウルは金浦空港から羽田空港 一番遅いANA便で帰国

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機内食は全面的に日本食
羽田空港と韓国の『羽田空港』こと、金浦空港を結ぶANA 1166便
飛行時間は2.5時間ほどと、ほぼ国内線の感覚で
夜のソウルから東京へと飛び立ちます
ギリギリまで、トッポギりたい、K-Popりたい、チマチョゴリたい
東京近郊在住旅行者が気になるであろう、この便
さてさて実際そのいかに?

 

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昭和を感じさせるソウル・金浦空港

このNH1166便。現在は違う便名で運行されているようで、NH868がこの便に該当。

機材もアップグレードされ、B787-800の模様。

 

ソウル市内からアクセス抜群な、こじんまり 金浦空港。

搭乗するギリギリまで、

『BBクリーム買ってけ!』『キンパ食べてけ!』『コピ(コーヒー)飲んでけ!』

と言ったオーラに包まれるギラギラな仁川空港とは違い、どこか地味で商売っ気が控えめ。

 

特に出国審査後、制限エリア内には、見事に何もなく

免税店を冷やかした後は、暇を持て余すこと間違えなし。

航空会社ラウンジも、出国審査前の一般エリアにあるため、

結構な人々が、搭乗ゲート前のビニールイスに腰掛け、もんやりと時を過ごしています。

 

コンビニなどの売店もないため『最後にバナナウユ(バナナ牛乳)を飲みたい』

という、ささやかな願いも叶わず。

搭乗を待つ間のお供・オヤツ類は、ぜひ、出国審査前のセブンイレブンで。

( 飲み物は、悲しきかな、手荷物検査で没収されてしまうので、ご注意を)

 

そんな、どこかノスタルジックな金浦空港ですが、

①ソウル都心部から近い、② チェックインカウンター/出入国審査/手荷物審査が空いている

という2点で、圧倒的に仁川空港より大いに選ぶ価値 “大”な空港。

特に各審査場の待ち時間が短さは、弾丸旅行者にとって本当にありがたいこと。

 

最終目的地がソウル、、、ではなく、

ソウルを経由地とするトランジット旅客者も多い仁川空港。

そのため、近年、手荷物検査や出入国審査審査前の行列が大問題。

(早朝7時に、出国審査1.5時間待ち経験アリ)

 

Jeju Air、 Jin Air、 Easter Jet、Tway Airなど安いLCC路線が充実している、韓国。

その安さゆえ、割高の日本発着直行便を選ばず、

あえて仁川経由で第三ヶ国へ旅立つ日本人旅行者も、多いことでしょう。

が、しかし。LCCで経由する場合、一度 韓国に入国しなければならない もどかしさ。

乗り継ぎ時、この審査場大混雑が、命取りになりかねません。

 

このカオスに巻き込まれないためにも、

旅行先が『ソウル』のみ、空港に『飛行に搭乗するところ』以外求めるものがない限り、

強く金浦空港の利用をオススメいたします。

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お世話になるANAの機体
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前にはウキウキ足取りの韓国アジュンマ
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機体はB767-300
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外はあいにくの雨模様
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飛行時間が短いため、全座席に標準装備の免税・出入国カード
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座席ピッチは、かなり狭めです
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古めかしいモニター
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シンプルなコントローラー
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スーツ姿のビジネスマンが目立ちます

搭乗アナウンスと同時に機内に乗り込み、着席。

日本・韓国観光客はもちろんのこと、

スーツ姿の出張族と思われる方々も多く、搭乗率は高め。

 

雨がシトシトと降るソウルの夜を、だ円の窓からぼんやり眺めている間に離陸。

座席前のポケットをカサカサ、リモコンをポチポチ、翼の王国をパラパラとめくれば、

機内食配布タイムがスタート。

 

短い飛行時間ながら、しっかりとした食事。

羽田空港到着は22時近くになるため、多くの人が空の上で夕飯を取ると予想されます。

トレイ上にコチュジャンやキムチの姿はなく、そこにはワサビとゴボウの漬け物。

和です。とっても、和です。

最後まで韓国飯を楽しみたい旅行者は、金浦空港の食堂で腹ごしらえを。

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辛い者続きだった日本人の胃に優しい、そうめん。ありがたい
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全てANAのロゴ入りコーヒーセット トキメキます
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年季が入った肉厚布製座席

無事に羽田空港に到着。

ここから公共交通機関を利用する旅行者は、少し早足で。

成田空港と違い、24時間稼働している羽田空港の入国審査は、

こんな夜遅い時間でも、そこそこの混みよう。

 

終電・終バスに乗り遅れないよう、名残惜しくとも早めに機内を脱し、

サクサクと入国審査・税関を抜け、

これから出発する浮かれポンチな旅行者に羨望の眼差しを向け、

駅やバス停に向かいましょう。

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