こんな時だからこそ 気になる 旅行関連の株価と株主優待

未だかつてないほど、旅行への風当たりが強い現状。旅行を愛する者の端くれとして、旅行業界を応援したい気持ちと、お籠りが解ければ むしろ今が買い時なのでは？という軽率な気持ちで、旅行関連株主優待、探ってみました

株主優待具合を探ったのは、以下の会社

・ 日本航空 (JAL)
・ ANAホールディングス
・スターフライヤー
・エイチ・アイ・エス(HIS)
・共立メンテナンス(ドーミーイン)
・日本空港ビルデング

現時点で保有しているのは、JALとANA。JALに関しては、OneWorldで世界一周運賃を支払えるほど損をしてますが、損切りはせず。ここは我慢、我慢。

日本航空 (9201)

– JALグループ 国内定期航空路線 片道1区間 50％割引券 –

我らが「JAL」こと日本航空の株主優待は、国内線を50％引 という何やら響きの良い割引券。しかしながら、油断は禁物。

こちらが適応されるのは、国内線 “普通” 運賃。そのため、JALが設定している『ウルトラ先得』や『得便割引』等の運賃の方が、株主優待価格より安いことが多く、一見、お得度に疑問が。

この株主優待券が威力を発揮するのは、搭乗予定日ギリギリに予約 ＝ 割引価格がすでにない時に 予約しなければならなくなった時。

思い立ったらフラっと空港へ、そんなお気軽旅行を助けてくれる優待券となっております

ANAホールディングス(9202)

– ANA国内全路線（コードシェア含む）の片道1区間が大人、小児ともに「株主優待割引運賃」で利用可能 –

ANAの株主優待も JALと同じような形態。こちらも搭乗日が先の場合、『スパーバリュー』や『バリュー』など ANAが設定している割引運賃の方が お得なケースがほとんど。ANAの優待券もすでにフレックスと呼ばれる普通運賃しか空いていない時に利用すると、お得さを感じられるかと。

スターフライヤー(9206)

– 片道１区間 大人普通運賃の50％割引(満3歳～11歳は小児運賃の50％割引) –

JAL、ANAと同じく普通運賃の割引優待券を発行しているスターフライヤー。違いは、大盤振る舞いな発券枚数と、優待価格での航空券の取りにくさ。せっかく6枚もらっても、使えなれば意味がないかと。

JALやANAの大手とは違うサービスで、通好みなスターフライヤー。ここは発行枚数を減らしても、優待割引を使いやすい環境にすれば、あのかっこいい黒い機体ファンも増えるのでは。

エイチ・アイ・エス(9603)

– 12,000円以上の旅行商品で1人1枚、24,000円以上の旅行商品で1人2枚利用可な、2000円割引券 –

言わずと知れた大手旅行会社。昨今の個人手配への流れにより、ツアー離れ・旅行社離れが進む中、大々的なセールを催したり、ビジネスクラス専門サイトを設けたりと、旅行業界を盛り上げるために 頑張ってる印象

そんなHISの株主優待は2,000円相当の割引券。他には ハウステンボスの500円相当割引券など。大きな割引額ではありませんが、海外航空券、海外ホテルなど、セールどきを狙えば 他よりもお得な価格が見つかることも多いため、意外と利用する機会があるかも

ちなみに、系列会社『サプライス！』でも、海外航空券と海外航空券+ホテルに限り、利用可能です

共立メンテナンス(9616)

– 株主優待割引券（1,000円券）リゾートホテル優待券 –

あの『ドーミーイン』を展開している、共立メンテナンス。ビジネスホテルながら、『天然温泉』や『大浴場』があったり、『夜泣きそば』や『湯上りビール』が振舞われたり、地元の名物がしっかり朝食にあったりと、至れり尽せりで満足度が高いドーミーイン。国内旅行での宿探しは、まずドーミーインからスタートするのが定番 となっております。

そんな共立メンテナンスの株主優待は、1,000円の割引券と、リゾートホテルで使える優待券。1,000円の割引券は公式サイトからだけでなく、”じゃらん”や”楽天トラベル”などからの予約でも割引可能。ありがたや。

リゾートホテル優待券は、割引価格が適応される日付が分かる カレンダーが送付されてくるそう。朝食日本一に輝いたこともある『ラビスタ函館ベイ』や『強羅温泉 雪月花別邸 翠雲』など、ビジネスホテルとは趣の違うホテルも運営。

①株主優待割引券（1,000円券）＜3月末・9月末＞
②リゾートホテル優待券＜3月末・9月末＞
③3年以上継続保有：株主優待割引券（1,000円券）＜3月末＞

日本空港ビルデング(9706)

– 羽田空港旅客ターミナルビル内店舗をはじめとする指定店舗にて利用可能な優待券(1,000円)、 羽田空港、成田空港、関西空港および中部空港内等の指定免税売店で利用可能な株主優待割引券(10％割引)、3年以上継続保有 VJAギフトカード(1,000円) –

羽田空港ターミナルビル等の建設・管理運営や羽田空港、成田国際空港、関西国際空港および中部国際空港売店での物品販売などを行っている会社。

自社指定店舗とありますが、その数はすさまじく、羽田空港ならばどこでも使えるのでは？といった印象。飲食店だけでなく、本屋さんやラウンジ、はたまたファーストキャビンなどのホテルにも利用可能。ありがたきことです。
https://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/company/ir/stock_information/preferential.html

① 羽田空港旅客ターミナルビル内店舗をはじめとする自社指定店舗にて利用可能な優待券
② 羽田空港、成田空港、関西空港および中部空港内等の指定免税売店で利用可能な割引券(10％割引)
③ 3年以上継続保有 VJAギフトカード(1,000円)

他にも、ＪＲ東日本(9020)やクラブツーリズムのＫＮＴ-ＣＴホールディングス(9727)などにも株主優待制度が。

こんなご時世なので、これらの株主優待が続くとも限りませんが、世界の人々が、 いつまでもおウチに閉じこもっていることもないでしょう。外に出たくてウズウズしていた気持ちが解放された時、これらの株も、その気持ちと比例する… かもです。

JAL株とANA株は、ポイントが貯まるから、という安易な理由で 『楽天証券』 にお世話になっております。『楽天証券』は、外国株も取引できるので、さりげなくタイ航空(大いに含み損)、Bangkok Mass Transit System Public Company Limited(大いに含み損)、 Airports of Thailand(ここだけは含み益)も持っていたりします。