バンコクのマクドナルドで衝撃のポストカードを購入
バンコクのマクドナルドで購入したのは、
ビックマックでもなく、マックフルーリーでもなく、
ポストカード。
それも、
100バーツあればお腹いっぱいになるタイの物価にして、
驚きの10枚・300バーツ。(約900円)
9バーツ(約30円)のソフトクリームを食べるために、宿泊ホテル最寄りのマクドナルドへ。
お会計をしている間、チラッとレジの横に目をやると・・・、
入店してすぐ気づいたのは、ところ狭しと飾られている、
『マクドナルドのキャラクター・ドナルドがタイを旅した風』のポストカード。
どうやらタイ観光局とマクドナルドが組んでの催し物らしいのですが、
政府観光局と一流企業の制作物とは思えない、驚きのクオリティーの低さ。
あまりの”微笑ましさ”に、1枚1枚写真に収めてから、レジへ。
無事にソフトクリームとパイナップルパイを購入し終えたところで、
先ほどの1 Postcard = 20バーツ、の看板に気が付いたのです。
せっかくのソフトクリームもパイナップルパイも十分に楽しめないほど、
そのポストカードが気になり過ぎて、心穏やかでない二人。
数分間の協議の結果、タイ好きを公言するなら、
ここはあのポストカードを買うべきだ、と結論に達し、いざお財布を握りしめレジへ。
しかし、さっきまでガラ空きだったレジが、今は大混雑。
とても「あのポストカードをください。」などと言える雰囲気ではありません。
しばし様子をうかがっていましたが、一向にレジが空かないので、店内をフラフラ。
そこに運良くテーブルの片付けをしに来た店員さんに、
「ポストカードが欲しい」旨を伝えるも、レジを探していると勘違いされたらしく、
店員「Turn Left.」(レジ方向を指差しながら)
Tsum「No, I want …」(ポストカードを指しながら)
店員「TURN Left.」(声が大きくなる)
Tsum「No,No, I want th…」(途中で遮られ・・・)
店員「TURN LEF!」(もう顔もあげてくれない・・・)
Tsum「No,No,No, I want THE postcards.」(身振り手振りも付けつつ)
店員「Turn… Oh, Postcard.」
Tsum「YES!」(思わずバンザイ)
「どの絵柄が欲しいの?」と絵柄一覧を出してもらったものの、
どれが欲しいのがイマイチ分からなかった二人。
ポストカードの絵柄選びごときのために、
大混雑する店内のレジを長時間占領することもできないので、
思い切って、10枚セット・300バーツを購入。(円安が進む中、貴重な300バーツを投入)
そんなこんなで入手した、スペシャル・ポストカード。
せっかくなので、一枚ずつご紹介。
ドナルド・ポストカード/フアイナムダン国立公園 衝撃度 1
チェンマイにある国立公園で、独りタイタニックのドナルド。
特にこれと言った特徴もなく、またドナルドも手を広げただけ。
なぜここを選んだのか、少々悩む1枚。
ドナルド・ポストカード/チェンマイ 衝撃度2
こちらは、元気にチェンマイを歩くドナルド。
ドナルドの見つめる先には、一体何があるのでしょうか?
ドナルド・ポストカード/メモリアル・ブリッジ 衝撃度3
パイ河にかかる橋を張り切って渡るドナルド。・・・・鋭い方ならお気づきでしょう。
そう、そきほどの農村部でのドナルドと、全くもって同じポーズなのです。
悪びれる様子もなく、堂々と2枚に使い回し。
たった10枚のポストカードですが、もう1ポーズも取れないほど、
ドナルドは多忙なのでしょうか?
ドナルド・ポストカード/ピピ島 衝撃度4
突然、はしゃぎ始めたドナルド。ピピ島で、なぜかカンフーチックポーズでパチリ。
下に写るドナルドの影に、このポストカードを制作した者のささやかな努力が感じられます。
ドナルド・ポストカード/シミラン諸島 衝撃度5
やっぱり海を前にカンフーポーズでは・・・、と思ったのか、大胆にも入水するドナルド。
ただ、海面のあまりの美しさに、そこさえも加工なのか・・・と
何もかもを疑ってしまう自分に悲しくなる1枚。
ドナルド・ポストカード/エラワン滝 衝撃度6
海だけでは飽き足らないのか、今度は滝に来たドナルド。
コバルドブルーの美しさが、その滝壺の深さを物語ります。
スイミングキャップをかぶって、これから飛び込む気満々のようですが、
なぜあえて海ではなく、滝壺で遊泳なのか・・・。
そのハイテンションとは裏腹に、違う意味で滝壺を選んだりはしていないかと、心配です。
ドナルド・ポストカード/ソンクラーン 衝撃度7
どうやら水に異常な興奮をおぼえるらしい、
完全に眼がどこかに行ってしまっているドナルド。
後ろに写る少女の冷たい視線を感じることは・・・、全くないようです。
ドナルド・ポストカード/アユタヤ 衝撃度8
恐らくは、『波乗りのポーズだったのでは?』と疑ってしまう、
象をバックに、あまりにも不自然な体勢のドナルド。
後ろに写るアジア人カップルは、見た目日本の方々。
自分たちがこのようなポストカードに加担していることを、ご存知なのでしょうか?
ドナルド・ポストカード/イーペン祭り 衝撃度9
一緒にランタンを上げているお姉さんに比べ、異様に大きな腕のドナルド。
どうやら元の写真はこちらのようです。
ドナルド・ポストカード/トゥクトゥク・バンコク 衝撃度10
トゥクトゥクの車体から完全にはみ出している、ダイナミックなドナルド。
屋根を無視しての、箱乗りです。
後ろの景色を見る限り、かなりのスピートを出していると思われますが、
その涼しげな表情と、彼の赤い髪型は、全く崩れることを知りません。
このポストカード10枚セットに、200バーツ分のクーポンが付いてこのお値段。
高いと感じるか、お手頃と感じるかは、人それぞれ。
しかしながら、少しでも魅力を感じられた方。
クーポンの使用期限が2013年6月までだったので、販売期間は長くないかもしれません。
さぁ、タイまでお急ぎあれ。