念願の蓮香居で、本格朝飲茶に舌鼓
香港島の下町、上環にある『蓮香居』
ガイドブックにも載る有名店ながら、
観光客には少々敷居が高い地元の方々に人気の飲茶店
朝のひとときを楽しむ香港の方々に混じり、
点心を堪能
この雰囲気、この味、この価格。
広東語がわからずとも、ぜひ挑戦していただきたい、
そんなお店です。
蓮香樓で飲茶デビューしてから、早3年。
広東語ONLY、相席率100%、清潔とは真逆な店内、
日本では味わったことのない奥深い点心たち、
何かと世話を焼いてくれる同席した香港の方々、
無愛想かと思いきや最後には笑顔の店員さん。
あれから様々な香港の飲茶店を訪れましたが、
あの感動を超える出会いはないまま、無情にも時は流れ・・・。
そんな良い意味での衝撃との再会を期待しつつ、蓮香樓の姉妹店・蓮香居を訪れました。
『蓮香居』の飲茶会場は、2階と3階。
1階では、ちょっとしたお菓子や茶器などを販売。
2階、3階へは、その奥にあるエレベーターを使うか、店舗横にある階段を利用。
この時点で、少々ハードルが高い、『蓮香居』
裏口としか思えないドアを恐る恐る開けると、
新聞片手に、飲茶をほおばる中高年のおじさま達の姿と、
ザワザワとした広東語のやりとりが、一気に飛び込んできます。
ここでひるむことなく、空いている座席探し、サクッと着席。
基本的に相席なので、人数分の空イスを見つけたら、迷わずそこへ。
カメラを首からぶら下げ、”ザ・観光客”な私たちは、
店員の方の「そこに座りなさい」という誘導による着席。
次回は、自分着席を目指そうと心に決め、無事席確保。
では、写真付きで、香港流飲茶店での流れを見てみましょう。
香港飲茶ビギナーな私たちは、次々とやってくるカートのおばちゃんにNO、と言えず、
それほど興味のない点心も取ってしまいましたが、
地元の人々を観察していると、ガツガツと食べないようで。
次回のために、同席したご夫婦をしばし観察。
・まず、お茶を注ぐ
・新聞に目を通す
・お茶をすする
・違う新聞に目を通す
・お茶をすする
・またまた違う新聞に目を通す
・お茶を注ぐ
・電話が鳴り、しばし会話
・お茶をすする
・知り合いが来たので挨拶
・お茶をすする
・また電話が鳴る
・・・いつ食べ始めるのだろう・・・ (Tsum Ari 心の声)
おもむろに奥さまが、よっこらしょと離席。
お目当てのカートを求め、さまようこと数分。
何を手にして戻ってきたのかとワクワクして見ると、2個のあんまんのみ。
・・・え、それだけ!?・・・ (Tsum Ari 心の叫び)
それを二人で仲良く1個ずつ食し、またお茶を注ぐ⇒新聞のループへ戻ります。
この間、二人の会話は全くなし。
そこには、なんとも不思議な空気が流れていました。
お会計は簡単。
お茶や油で汚れたハンコ表をお会計に出すだけ。
今回は、
プーアル茶 10HKS x 2人分
小點 14HKD x2
中點 16HKD x1
大點 22HKD x2
(細かな値段はちょっと不確か By Ariさん)
合計108 HKD 約1,430円也
お支払いは、、現金の他に、Visa、Masterのクレジットカードや、 オクトパスも利用可能。
クレジットカード対応に小さな驚き。便利です。
いかがですか、香港で朝から飲茶。
相席なため、隣の方から広東語で話しかけられたり、と他のレストランにはない交流も可。
聞き取れたのは、「ヤップンヤン(日本人)」のみで、あとは身振り手振りから、
「あたしぁ、アンタ達がヤップンヤンだって、すぐ分かったよ。
だって写真ばかり撮ってるからね!」
と言われていたと推測。笑顔でうなずき、会話を楽しみました。
地元密着型とはいえ、蓮香居ほどの混沌さはない蓮香居。
今回、蓮香居を訪ねたのは、朝8時前。8時でこの混雑状況。
驚くなかれ、飲茶と言えば、早朝に食べるのが習慣で、
お店は朝6時からオープン。
Tsum、Ariさんと同じく、早起きが苦手な旅行者には、
蓮香居にから徒歩1分のホテル、Ibis 上環への宿泊がオススメ。
少々寝坊したとしても、カートで飲茶、が楽しめます。
蓮香居研究には、以下2サイトを推奨
Openrice – 蓮香居 Lin Heung Ku
香港ナビ – 蓮香居