
38℃・エアコンなし・水なし・3時間遅延 その時、機内で起こったのは・・・?

灼熱の太陽が輝くラスベガスの空港のランウェイで、3時間。
サウナ状態と化した機内でちょっとした”事件”が。
エアコンなし、水なしの状態で、
1時間半ほど灼熱の機内で待たされたあと、違う機体へと移動。(その間1時間ターミナルで待機)
そしてその機体も整備が必要となり、まさかのまたもや1時間半を機内で過ごすことに・・・。
ギャンブルで勝っていくら気分が高揚しているからといって、なかなか堪え難い状況。
最悪の事態が起こるかと思いきや、そこで起きたのは、ケンカでもなく、殺人でもなく、
なんと大合唱。
歌は、R.Kellyの代表作『I Believe I Can Fly』
歌詞の内容は道徳的なマジメな歌ですが、この状況下では、思わず笑いが起きます。
が、事態は深刻になり、女性が気を失ってしまったそう。
乗客の一人曰く、
「倒れた彼女のための水は、乗客が持ち込んだ荷物から探すありさまでした。」
ここまでくると、よく暴動が起きなかったと、不思議になります。
11:00に出発予定の便がラスベガスを発ったのは、15:45と約5時間の遅延。
Allegiant Airでは、お詫びとして次回利用できる$100のクーポンを配ったそうですが、
その金額と内容も波紋を広げてるようで・・・。
ABCの記事は、こちら
私も以前Tiger Airwaysを利用した時に、灼熱機内での遅延を体験していますが、
本当に倒れるのではないかと思うほど、暑さで気分が悪くなりました。
とは、言ってもたった30分ほどの遅延。
そのあと飲んだスプライトは、本当に格別。
前にも似た状況があったらしく、こちらは北京の空港で3時間の遅延。
乗り合わせていたのが、なんとフィラデルフィアオーケストラの方々。
殺伐とした機内がなんとも優雅に。あの演奏を目の前で聴けるのは、少しうらやましいほど。
結局こちらも最終的に飛び立ったのは、4時間後だったそう(7時間の遅延)。
飛行機に乗ることがあれば、どうしても遅延はつきもの。
イライラするのも、ある程度あきらめ、少しでもその状況を楽しむのも、自分の心の持ちよう。
願わくば、オーケストラかDJ、マライヤかスティービー辺りが
一緒に乗り合わせてくれれば・・・。
もし、3時間以上遅延した飛行機内で、人々が殺気立っている中、
おもむろに『きっとい〜まは自〜由に空も飛べるはずぅ』と歌いだした乗客がいたら、
遠慮なく一緒に歌ってください。