
元祖ウォンハルメ・ソムンナン・タッカンマリ で辛さ控えめ韓国料理に舌つづみ

初めて食べた時の衝撃が今でも忘れられない
タッカンマリ
ビビンバでもなく、冷麺でもなく、プルコギでもなく
ソウルに行ったら絶対に食べたいのが
安い・おいしい・満腹の3拍子なこの鶏鍋料理
元祖ウォンハルメ・ソムンナン・タッカンマリ
シェラトン ソウル D Cube City ホテルのラウンジで、軽く胃を活発化させたあとは、
ソウルに来た目的のひとつ、タッカンマリを食べに、東大門へ。


シェラトン ソウル D Cube City ホテルのある新道林駅から東大門駅へは、
1号線で1本となり、乗り換えなしの30分弱、1150ウォン。
多少遠く感じるかも知れませんが、
中途半端にどこへでも歩いて行ける距離にあるがゆえ
さりげなく運動量が増えて行く明洞界隈のホテルや、
地下鉄の駅から少し離れている新羅ホテルなどに比べても、
総移動時間を考えれば、遜色ありません。
過去の苦い経験から『ソウルでタクシー利用は極力しない』と決めている二人にとって、
ソウルで頼れるのは、地下鉄のみ。
やはり地下鉄の駅直結、1号線と2号線に乗れるシェラトン ソウル D Cube City ホテルは、
今後もソウルの定宿となりそうです。



タッカンマリ屋さんがひしめく、東大門タッカンマリ横町で今回おじゃましたのは、
元祖ウォンハルメ・ソムンナン・タッカンマリ。
ガイドブックでおなじみ、陳玉華ハルメ・元祖タッカンマリと名前が似ていますが、
2階建ての立派な建物な陳玉華ハルメ・元祖タッカンマリに対し、
元祖ウォンハルメ・ソムンナン・タッカンマリは昔ながらの食堂、といった趣。
元祖ウォンハルメ・ソムンナン・タッカンマリ: KONESTさんの記事
陳玉華ハルメ・元祖タッカンマリ:KONESTさんの記事


韓国語が話せない日本人向けに、メニューはとても分かりやすく、人数に合わせた3つのみ。
鳥、ジャガイモ、モチ、キノコまで日本語に訳したのに、
なぜか韓国語を押し通された『カルグッス』とは、麺のこと。
タッカンマリに欠かせないモチ、ジャガイモ、麺がすべて揃っているので、
韓国語に自信がある旅行者以外は、素直にセットを頼んでおくのがよろしいかと。




注文すると、店員さんが手慣れた手つきで、タッカンマリセットをテーブルに並べていきます。
日本語で簡単な説明のあとは、基本的に放置。
観光客より、地元の食べ慣れたお客さんが多い中、
まわりのテーブルを見ながら、見よう見まねでタレの配合や、食べ時を探ります。



最適な煮具合を見極めるべく、鍋を凝視している二人を不憫に感じたのか、
唯一、カタコトの日本語を話すお兄さんが、
「トリ以外、食べていいよ。トリはあと5分!」と教えてくれました。
スープは、あっさりめ。
鶏から出たダシが、モチやジャガイモに染み込み、おいしいは、おいしいのですが、
初めて食べた時ほどの感動はない、というのが正直な感想。
ただ、完全な空腹&予備知識なしで挑んだ前回のタッカンマリと、
腹3分目で訪れた今回を単純に比較するのも、不公平。
〆はもちろん、麺。
うま味が出きったスープを充分にしみ込ませながらも、ほどよい歯ごたえが残る麺を、
「もう入らない・・・。でも食べたい・・・。」と言いながら頬張るのが、タッカンマリの楽しみ。
最後まで、美味しくいただきました。



お店を出た頃には、すでに周りはひっそり。
腹ごなしに、地下鉄数駅分を散歩。
ちょうど清渓川で『ソウル灯篭祭り』が開催されていたので、
ランタンを冷やかしながら、歩きました。
そこそこ人は集まっているのですが、何となく盛り上がりに欠ける雰囲気。
ソウル灯篭祭り/ランタンフェスティバル 2013: ソウルナビさんの記事

が、動きが微々過ぎて、イマイチ伝わらず



あろうことか、たった数駅分歩いただけで、まさかの靴擦れ・・・。
そんな自分を元気づけるために、駅前のコンビニで夜食を調達。
100%人口的な味ながらも、やっぱり美味しいバナナ牛乳に癒されながら、
ソウルの夜は更けていくのでした。