早朝・羽田空港→仁川空港行きまさかの88分遅れ。
SFC修行を兼ねた、羽田→仁川→香港旅行。
出だしの羽田で、まさかの1時間30分遅れ・・・。
乗り継ぎがある者には、心臓に悪い飛行機の遅延。
旅程:
6/25 OZ177 羽田(6:10)→仁川(8:30)
6/25 TG629 仁川(10:20)→香港(12:55)
6/27 TG628 香港(15:30)→仁川(20:10)
6/28 OZ178 仁川(20:50)→羽田(23:00)
SFC最終修行はソウル発券・(愛してやまない)タイ航空で行く、
食の都、香港にて締めくくりました。
OZ177便と言えば、羽田空港→仁川空港という、
ちょっと変わった便。
羽田空港からはソウルの羽田空港こと、金浦空港着がほとんどで、
ソウル市内から遠い仁川空港をあえて選ぶこのフライト。
ソウル観光する旅行者には「??」な便ですが、
これが、仁川空港からの乗り継ぎにとても便利。
しかし、SFC修行最終にして、初めて(小さく)失敗・・・。
羽田空港には約1時間前に到着。つまり、朝、5時10分。
早朝と言えども、なかなかの活気がある、羽田空港国際ターミナル。
アシアナ航空のチェックインカウンターで、仁川から乗り継ぎがあることを伝えると、
仁川→香港分のチケットも発券してくれました。
搭乗までまだほんの少し時間があったので、しばし、空港内を散策。
あじさいが色鮮やかに咲き誇っております。
が、ほとんどのお店が閉まっていて、あじさい撮影以外、さほどすることもないので、
素直に出国審査を終え、制限区域内へ。
沖止めの、133ゲート。
「搭乗時間が近いから、そろそろ列が出来始めているかな?」
エスカレーターで降りながら、ふとゲートに目をやると、
なにやら様子がおかしい。
乗客と思われる人々が、ベンチでぐうたら。
早朝便だから、眠くて動きが鈍いのか?と、自分たちも空いている席に腰掛けることに。
ぼぉっと、TVのサッカー中継を見つめること、数分。
特に説明のないまま、見事に搭乗時刻を過ぎてしまい・・・。
「機材整備のため、機内へのご案内が遅れております。」
とアナウンスが。
ほほぉ。
乗り継ぎに2時間ほどあったので、この時はまだ余裕。
小さなコンビニを冷やかしてみたり、
沖止めされているアシアナ機を撮影してみたり。
しかし、一向に「機内へご案内」される気配がないまま、
時刻は、あっという間に6時30分。
「OZ177便をご利用のTsum様、133番ゲートまでお越し下さい。」
ここでまさかのお呼び出し。
内容は、「遅れてしまって申し訳ない。状況が分かり次第、すぐお伝えします。」とのこと。
まぁ、致し方ありません。整備不十分のまま飛んでも危ないですからね。
「もうすぐ7時になってしまう・・・(ソワソワ)。」というところで2回目のお呼び出し。
「申し訳ないのだが、ANAの香港行きに振り替える。
荷物の乗せ換えなどは、すでにこちらで手配し始めています。」とのこと。
ということは、仁川→香港 タイ航空 ビジネスクラスのチケットが利用出来ず、
全くのムダに・・・(泣)。
しかし、このまま仁川に行っても、タイ航空便に乗れる気配はない。
仁川→香港ビジネスクラス分がなくても、
ギリギリ5万プレミアムポイントは越せるはず・・・。
半分寝ている脳みそをフル回転させましたが、
状況的に「分かりました。」と言うしかなく、
「仁川→香港がビジネスクラスなので、
このANA便もアップグレードしてもらえないでしょうか?」
なんて交渉してみる余力も、全くありませんでした。
(もともと小心者の私には、”新しい顔を受け取ったアンパンマンの直後”並みの
元気と勇気がみなぎらない限り、そんな事は、口にできません。)
数分後。3回目のお呼び出し。
「この便が動きそうなので、とりあえず仁川まで行ってみて下さいっ!(キラキラ)」
と、ギャンブラーな提案。
これで、タイ航空にも乗れるし、万々歳かと胸をなでおろしましたが、
このアシアナ機の到着予定時間が、ちょうどタイ航空・TG629便が旅立つ時間・・・。
少々、気になるところ。
そんな動揺が伝わったのか、なぜかチケットを切る手が、激しく震えるお姉さん。
ミシン目なんぞ無かったのごとく、半券は驚くほどビリビリに。
アシアナ航空もタイ航空も同じStar Alliance。
そこは、どうにかしてくれるのだろう、と安心して、(やっと)機内へ。
2時間ちょっとのフライトながらも、名物コチュジャンチューブ付きの機内食も配られ、
お腹を満たした後、軽く睡眠を取り、気がつけば仁川に無事到着。
途中、「遅れて申し訳ありません。到着後は、乗り継ぎのご案内をいたします。」と
わざわざ挨拶がありました。
日本人CAの方が先導して下さり、出口へと急ぐ二人と他乗り継ぎ乗客。
「何を急いでいるのかしら?」「乗り継ぎよ、乗り継ぎ。」「あら~。」
など、マダム達の会話が後ろから聞こえます。
「せっかくソウルに来たのに、乗り継いでしまうの?もったいない。」
と言われているような気がして、居心地が悪く、
「帰りはソウルに寄るんです。えぇ、香港の後、ソウルに、
D-CUBEってとこに行くんですよ、えぇ、今回は明洞には行かない予定で・・・」等、
(心の中で)受け答え。
先ほどのCAの方が、出てすぐに現地地上係員と何やら韓国語で交渉。
知っている韓国語、”ペゴッパヨ”と”マシッソヨ”は、聞こえてこなかったので、
どうやら今日のランチの相談ではなく、
私たちのこの先の行動について、相談しているようです。
話し合いの結果、日本人のCAの方は、
乗り換えに遅れた、もう一人の日本人男性に付いていくことに。
残された現地係員は、「English,OK?」からスタート。
そして、「とにかく、真っ直ぐ、右、右、エスカレータ-で4階まで上がれ!」とのこと。
それ以上は、「行けば分かる。」という、実にザックリな説明で終了。
仕方なしに、言われるがまま、空港内を全速力で疾走。
トランジット用の荷物検査場でチケットを見せると、明らかに怪訝そうな表情をされます。
当たり前。その時点で、あと3分でTG629便が飛び立つ、という時間。
仁川でのトランジットは今回で2回目だったので、さほど迷わずトランジットカウンターへ。
息を切らしながら、受付の女性にチケットを見せると、
非常に申し訳ないという表情をしながら、
「Sorry. It’s already gone.」と一言。
その時点で、10時19分。
まだ1分あるはずなのに、Goneとはどういうこと???、Goneって何???、
Goneって意味何だっけ???、Goneとはいかに???
自問しすぎて、過呼吸になりそうな中、畳み掛けるように、
「Next flight is full.」と衝撃的な発言が続きました。
そして、
「Your flight is 19:15. I’m Sorry….」
「That’s 3pm?」
「No, 19:15….I’m Sorry….」
「Oh, 5pm!」
「No, 19:15, 7pm…. I’m Sorry….」
あまりのことに、時間さえ分からなくなる始末。
もしくは、悲しさ故の現実逃避。
「I’m Sorry. But you can choose, Our First Class Lounge or Airport Hotel. Oh I’m sorry….」
雨に濡れた捨て猫のような表情で「I’m Sorry.」を連呼し続けるお姉さんを、
これ以上責め立てることなど、到底出来るわけがない旅人二人。
素直にファーストクラスのラウンジを選択。
「ケンチャナヨだよ、パクさん」と笑顔で立ち去りながらも、
(実際には震える声で「Thank you.」と言いました。)
内心は「担々麺が…、許留山が…。」と涙、涙。
こうして、仁川空港にまさかの10時間滞在決定となりました・・・。