トラベルグッズ

秀逸旅行グッズは、”投資”で獲得!? ニッチなアイテムの宝庫 Kickstarter

kickstarter
“travel”と検索すると、わんさかと商品が出てきます

170カ国もの国にビザなしで渡航可能な
世界でも有数の最強な『日本国パスポート』

しかしながら、日本国民のパスポート保有率は23%と、かなり低め
それを反映するかのように、『旅行グッズ専門店』も少なめ
見栄えのするデザイングッズはあっても
機能面が秀でたグッズは、控えめ

「うーん、この商品、なんか惜しい・・・」
そんな思いで、歯がゆい思いをしている方々
旅行好きの心を揺さぶる、偏ったアイテム、
Kickstarterで探せるかも、です

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Time for Taiwan、えぇ、いつでも台湾気分ですよ

思い立ったが台湾吉日 by 台湾観光局

そう、日本のパスポートを持っていれば、航空券をネットでサクッと購入し、そのまま空港。

5時間後には、台北の街角で、金属製の丸イスに腰掛け、

出来たての ほんのりと甘い熱々の豆乳に、黄金の揚げパンをひたしつつ、

揺れる椰子の木を、もんやりと眺めながら、額にじんわりとにじむ汗を拭う・・・

そんな非日常な世界に、ポッと飛び込むことができるのです。

 

もちろん、四季折々の美しさがあり、北海道から沖縄まで、寒いところから常夏まで楽しめ、

健康的かつ美味しい日本食があり、安全という項目において右に出る国はいない、

世界各国から訪日客を惹き付ける『日本』を旅行するのも大変良いのですが・・・。

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世界でも屈指の”最強パスポート”を持てる喜びと幸運さに感謝

世界第4位と評価される、”強い”パスポートを保有でき、

平仮名、カタカナだけでなく、漢字も使う日本語の特徴により、

(母国語として)世界で一番話される中国語圏の人々とも、筆談可能で、

義務教育中に英語を習うため、ある程度の英語も分かり、

礼儀正しいと国民性と、独特な文化が”クール”と評される国出身ゆえ、

『日本人』ということで、(ほとんどの場合)疎まれることもなく、

時給1000円以上のバイトが、ゴロゴロし(さほど物価の変わらない台湾でも、時給400円位)、

ビザなしで170カ国もの国に入国が許されている、日本国民。(ちなみに、タイは68カ国のみ)

 

こう考えると、日本に生まれた時点で、宝くじに当たったも同然。

海外旅行という点で、大変恵まれたこの環境を活かさないのは、もったいない。

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シンガポール・チャンギ空港にある巨大な旅行グッズ店
敷地が余ってそうな(失礼)成田空港にも、開店しないかしら・・・

と、前置きが長くなりましたが、パスポートを持たない人=77%の数字が示すように、

まだまだ、海外旅行には、独特の特別感があるようで、

量販店の海外旅行用グッズコーナーで見かけるのは、

 

・パスポートをキレイに保つ目的の パスポートカバー、

・貴重品を身につけられる ポケット多数の安全ベスト、

・フリーズドライした梅茶漬け、・スーツケースに貼るためだけのステッカー、

・携帯可能なウォシュレット、・電気で簡単にお湯が沸かせる装置、

・極小ヘアドライヤー、・水で戻せるタオル、・使い捨てパンツ・・・、といった、

「どんな僻地に行くつもりなのかしら?」なモノばかり。

 

しかしながら察するに、ほとんどの日本人にとって海外旅行とは・・・

 

・るるぶやマップルでシリーズ化されている都市を訪れ、

・3星以上のそれなりに快適なホテルに泊まり、

・地下鉄や電車、バス等の発達した交通網を利用し、

・観光名所と言われるところをサクッと巡り、

・マイルドな”ご当地グルメ”に舌鼓を打ち、

・コンビニでちょっと珍しいオヤツを調達し、

・ホテルのお部屋で現地のテレビを見ながら、思わず夜更かしをしてしまう・・・

 

そんな、小さな冒険が散りばめられた、最長でも1週間ほどのものではなかろうかと。

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バンコクの”渋谷”にあたるような中心地ある巨大スーパー、BIG C
日用品からお土産まで、たいがい欲しいものは、ここで揃います

そのため、パスポートをビリビリにするほど酷使することもなく、

現金やクレジットカード、パスポートを腹巻きに忍ばせるほどの危険地帯には近づかず、

現地のご飯が美味しくて、日本食が恋しくなることもなく、

ホテルのトイレにTOTOの文字を見て安心し、

バスタオルのフカフカさと、外国製ドライヤーの風力におののき、

なぜか枚数が足りなかったパンツは、現地のユニクロで調達する、

そんな具合ではなかろうかと。

 

さほど日本の生活を崩すことなく、異文化を楽しめる、ありがたいこの世の中。

そして、格安LCCもバンバン飛んでいる昨今。

ですが、身軽に、気軽に2泊3日、短・近・安な海外旅行を快適に過ごすための旅アイテムは、

残念ながら、まだまだ少ないように感じます。

そこで視線を外に向け、注目して欲しいのが、

KickstarterIndiegogoなどのクラウドファンディング。

 

クラウドファンディングとは?

クラウドファンディング(英語:Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。ソーシャルファンディングとも呼ばれる。
from Wikipedia

寸劇風に説明すると・・・・

 

悩める旅人

「うーん、市販のネックピロー、イマイチしっくりくるのがななぁ・・・。」

「あの部分をこうして、この部品をあぁして、と。なかなか良い試作品ができたぞ!」

「んん?同じような悩みを持つ旅人も多いのではないか?これ、商品化できるのでは?」

「商品化する資金がないなー。誰か出資しないかい?その代わり、割安で商品を売るよ〜」

世界中の悩める旅人達

「それ、まさに思い描いていたネックピローだ!ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、出資します!」

 

という具合に、プロジェクトが進みます。

要するに、商品を開発するのは、どこかの会社のお偉い方さんではなく、

日々感じる、「ふむ・・・」をどうにかできないかと思った、しごく一般的な人々。

そのため、より旅人に近い心情で作られた商品が多く、

非常にニッチな商品が次々と登場するのです。

 

おまちかね、旅人向け、クラウドファンディング商品をいくつかご紹介。

FLOATTI – The World’s First SUPER SUITCASE

スーツケース自体に、計りが付いていたり、

スマホでとスーツケースのハンドルの部分が連動したり、

アプリを使って、どこにスーツケースがあるか把握したり・・・

と、まさに未来型スーツケース。

大変な人気で、人々のスーツケースへの関心の高さがうかがえます。

 

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TUO: The Ultimate Travel Undergarment Organizer

下着などを、クルッとまとめられるオーガナイザー。

細かく袋にいれてしまうと、どこに何があるのか把握できず、

ホテルで、スーツケースをひっくり返すことになりますが、

そのイライラを解消してくれるのが、こちら。まさに痒いところに手が届いた商品です。

 

The new generation of travel – Two backpacks for women

女性バックパッカー向けに開発された、リュック。

どうしても、バックパッカー用のバッグは、デザインがスポーティーなものが多く、

お世辞にも見栄えはよろしくありませんが、

こちらは、鞄としての機能も追求しつつ、デザインにもこだわり icon-thumbs-o-up 。

 

The World’s Best TRAVEL JACKET with 15 Features || BAUBAX

Kickstarterのアパレル部門で、歴代1位の投資額を集めた、こちらのジャケット。

「旅行中、特に、飛行機内に荷物を多く持って行きたくない!」

そう思っていた旅行者が、どれだけ多くいたのか、証明したプロジェクト。

 

15の機能が、1枚のジャケットに集約。

ジッパーの部分がペンだったり、フードがネックピローになったりと、

ふざけているのかしら・・・と思うような部分に世界中の人々が狂喜。

Youtubeにも、ジャケットを受け取って、狂喜乱舞する映像がアップロードされています。

 

 

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Shooz: The World’s First Modular-Tech TRAVEL SHOE

靴の上部分とソールとジッパーでつなぐ、という、ありそうでなかったこちらの靴。

旅行中、ほとんどの場合はスニーカーで過ごす旅人も、

ちょっと素敵なレストランにも、行きたい。

そんな時、この靴があれば、もう1足持たずとも、

“スキン”と呼ばれる上部分のみをスーツケースに忍ばせておけばOK。

 

ちなみに、靴の製作過程で、ソールの部分のムダが多いそう。

そのムダを減らすという、環境保全にも繋がる靴なのです。

 

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The World’s First Duffle Suitcase: Premium Bag

一見、普通の革製・オシャレなボストンバッグですが、

左右にパカッと開く仕様になっており、荷物の出し入れが簡単な、旅人に優しい鞄。

パスポートを入れる部分が想定されているあたりが、ニクいです。

 

リュック、という利便性に富んだ形態を保ちつつも、

ビジネスシーンでも仕様できるような鞄を、ということで、こちら。

 

旅行中、両手が空くリュックは何かと便利。

しかしながら、ビジネスクラスや高級ホテルを利用した時、

ナイロン製のやたらポケットやヒモが目立つ鞄は、持ちにくい。

そんな旅行者に、うってつけの鞄です。

 

Smoovie – Super steady video for your smartphone and GoPro.

今や、旅行中でさえ、カメラは持たず、携帯電話で写真や動画をする旅人も多いのでは?

重いカメラという荷物が減って、フットワークは軽くなるものの、

やはり、携帯では、日々進化しているデジタルカメラの性能には、なかなか敵いません。

 

そこで、こんな商品。

セルフィー棒のようですが、映像撮影中の”手ぶれ”を軽減する装置。

これを鞄に忍ばせておけば、

まるで、高品質のカメラで撮影したような、なめらかな動きの動画が携帯で撮影可能に。

 

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OSTRICH PILLOW

かなり話題になったので、見たことがある人も少なくないでしょう。

そう、昼寝のために開発された、衝撃の枕。

上質な眠りを求めるならば、恥ずかしいなんて言ってられません。

旅行中、いつでも、どこでも、適度なプライバシーを保ちながら、昼寝を満喫できます。

ただ、注目度はかなり高いと予想され、

子供に指を指されれながら笑われたり、SMSに写真をアップせれてしまうかも・・・です。

WOOLLIP Travel Pillow: Smart pillow for smart travelers!

バカにしているのかしら・・・ いいえ、とことん真面目な商品です。

「そこまでして、機内で寝たいかい?」と問うてしまいそうですが、

多くの投資家達の熱視線を浴びていることから、需要はあるようです。

 

Sleeper Scarf: Travel Fashionably, Sleep Stylishly

こちらは、残念ながら目標額に届かなかった商品。

スカーフとネックピローが一体化されている、一見、普通の商品。

なぜ投資が集まらなかったのか、不思議です。

Kickstarterでは失敗となってしまいましたが、自社のウェブサイトで販売を始めた模様。

 

実際に、Kickstarterで投資した、商品達をご紹介!

YoCam | The Smartest, Lightest Waterproof Camera.

今流行りの、アクションカム。

有名どころでは、Go Pro。ソニーなんかも、この動くもの撮影専用カメラを作っています。

 

このYoCamの魅力としては、まず、見た目が穏やか。

Go Proのように、ゴツゴツとし、あからさまに「俺、アクションカムっす」な風貌ではなく、

首からネックレスのようにかけていても違和感ない、自然に撮影が可能なデザイン。

 

ちなみに、配送が絶賛遅延中。現在、1ヶ月遅れで、まだ、受け取る気配がありません。

YoCamが届きましたら、その性能をTravelrzで、ご報告したいと思っております。

 

VENQUE Smart DSLR Pro Bag

記念すべき、初めてのKickstarter体験が、こちらの鞄。

今のところ、これ以上の旅行鞄に出会っておりません。

デザイン、収納力、機能性、耐久性、何もかもが完璧な鞄。

旅行中、その美しいフォルムを褒められることも、多々経験。

特に、スイス航空のオシャレなゲイのCAさんに褒めれたのが、自慢です。

Milano-_Briefcas
残念ながら、私が持ってもモデルさんほどオシャレにはなりませんが
それでも、野暮ったい格好になりがちな旅行中、華をそえてくれます

上記のカメラ鞄と共に購入したのが、ブリーフケース。

こちらも収納力たっぷり&美しいデザイン。見ていて、惚れ惚れいたします。

 

二つを合わせて、カナダからの送料込みで、293CAD$也

円高の時期だったこともあり、

1万3000円ほどで、この”ベスト旅行鞄”を手にいれることができました。

 

このVENQUEシリーズ、現在、楽天で取り扱いアリ、ですが、えらい高額となっております。

VENQUE カメラリュック CAM PRO CAMERA BAG

彼らを信じて、”投資”したことで、

こんなにも素晴らしいバッグを、市場の1/3の価格で購入できたことに、ちょっとした麻薬作用。

調子に乗って、次のVENQUEプロジェクトにも参加。

 

The Most Advanced Briefcase – Briefpack Utility XL

カメラ鞄の出番が多く、なかかなこちらの鞄を取り出すことはありませんが、

実家に帰る時など、スーツケースを持つほどではないけども、

ちょっと容量がある鞄が必要な時、に大変重宝しております。

 

ちなみに、資金が集まらず計画が頓挫したり、

お金を集めておきながら、そこから音沙汰がない詐欺まがいなケースも、稀にあります。

しかしながら、インターネットという世紀の大発明のおかげで、

熱い想いを抱く世界中の発明家と直接売買ができる、この驚きと喜び。

 

ただ “買う” のではなく、そこに、頑張れ!といった、

今までにない感情を込めての買い物体験。

一度経験すると、止められません。

次回はぜひ、”投資した商品”と共に、旅に出てみませんか?

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