SIMフリーモバイルルーターを バンコクと台北で試してみました
今や、当たり前となった “ネット” に繋がるという環境
海外旅行中も、然り
海外でインターネットにアクセスする方法は多数ですが
安い&安定 を求めるならば、オススメは
Simフリーの機材に、現地のSimを利用すること
Simフリー携帯を持ちながらも
あえてのSimフリーポケットWifiを確保
その使い心地、バンコクと台北で試しました
台北旅行へ向かう空港への道中で、長年愛用していたガラケーを紛失し、
この際だからと、SIMフリー携帯デビュー。
しかしながら、慣れないその設定に大いに戸惑い、
設定に手こずる、苦い思い出。
せっかく、海外仕様なスマホを手に入れたものの、
旅行に行くたびに、小さな、小さなSIMカードを外し、現地のSIMを入れ、
楽天SIMをなくさないよう保管し、帰国後またSIMを入れ、
あの設定をし直す可能性があることを考えただけで、げんなり。
ということで、海外インターネット生活を快適に送るのに、
何か良い方法はないものか、と模索すること、数ヶ月。
現地で電話機能を使うことは、”ほぼ” なく、
iPad Miniと、スマホの両方をインターネットに繋げたく、
テザリングせずとも、サクッと現地で使用でき、ぞんざいな扱いに耐えうる方法・・・
結論
SIMフリー モバイルルーターを買おう!
に至りました。
もともと、それほど市場に出回っていない、SIMフリー モバイルルーター。
確かに、スマホ、タブレット、モバイル充電器、デジカメ・・・
と、旅行中のカバンは、ガジェットだらけ。
そこにポケットWifiともなると、なんだか機械だらけに。
ですが、「スマホから、SIMカードを抜く作業をしたくない」
という思いの方がより強く、旅行中にポケットWifiを!との決意は動かず。
調査の結果、”海外で使用” という点で、評判の良かった
NETGEAR製 AirCard AC785に決定。Amazonでサクッと購入。
さてさて気になる、その性能。
実際に、バンコクと台北で現地の格安SIMカードを購入し、
快適ネットライフを送れるのかを、検証。さて、さて、その実力はいかに?
日本では、大手の携帯会社から選ぶしかなかった、携帯電話&インターネット市場ですが、
最近、格安SIMプランが充実し始め、SIMフリーという言葉も定着してきました。
そのため、このNETGEAR AirCard AC785の情報も、
どちらかというと、日本国内での使用状況についてが多く、
海外で使用した場合、きちんと繋がるのか否かは、それほど定かではない中での購入。
安い買い物ではなかったので、多少の不安を感じつつ、バンコクでいざ、初動。
タイの玄関、スワンナプーム空港の出国ゲートを出ると、
いくつかの携帯キャリアブースが並んでいます。
今回選んだのは、タイのSoftBankこと、TrueMove。
ポケットWifiを海外で使うために、
日本であらかじめ準備しておくと安心な8つの項目
① 現地で利用する会社を調べておく
② 各APNを設定しておく
③ メイン用のパスワードを設定しておく
④ ゲスト用のパスワードを設定しておく
⑤ 説明書のPDFをダウンロードしていおく
⑥ 設定画面となる”http://netgear.aircard”をブックマークしておく
⑦ アプリ “NETGEAR AirCard”をダウンロードしておく
⑧ 画面の明るさ設定をしておく
空港にあるブースなので、店員さんは旅行者の扱いには、慣れたもの。
ラミネートされた料金表を片手に、「何日間タイにいるの?」と質問。
「1週間」と、旅行期間を告げると、「それなら、これね。」
と『7日間 通話なし 299バーツ』のプランを勧められ、疑うことなく、そちらを購入。
パスポート、代金(現金)、機材(Wifiルーター)を渡し、数分。
「ごめんなさい、この機材は誰も知らなくて・・・」と
本来Simカードがセットされて、使える状態で帰って来るはずが、いきなりの試練に。
simカードを入れる方向を間違える、という初歩的ミスにはまり、
四苦八苦すること、15分ほど。
無事に、xperia、iPad mini共に、インターネットが使えるように。
旅行中、バンコク、プーケット共に、安定したネット環境を提供してくれました。
補足
amazonや楽天で、海外用simカードの通販をしている会社があるようです(知りませんでした)。
今回、タイ利用した、truemoveのTourist Sim通話付きバージョンが、
配送料無料で、1,270円。円安が進む世の中を考えると、現地よりお得かも。
そして、お次は、台北
3日間、300NT(台湾元)のプランを選択。バンコクより、ちょっとお高め。
それでも、日本でルーターを借りるより、安くなってます。(機材の初期投資はありますが)
有無を言わせず、100NTの通話費用込。
ですが、simを差すのが “通話機能” のないルーターなため、こちら、利用せず。
補足
台北で、白タク配車アプリ、”Uber” を試そうを勇んでサインアップしましたが、
現地で使える電話がないと、配車ができないことが判明。(厳密には、SM ショートメール)
「電話機能など、いらぬ!」と思っていましたが、
ここへきて、「普通にsimフリースマホに、simを差した方が便利?」と迷うことに。
仕方なしに、台北で流しのタクシーを頻繁に利用しましたが、
嫌な思いをすることは一切なく、台北においては、Uberの必要性が低いことも判明。
ただ、流しのタクシーが少ない地域では、やはり、便利なシステムかもしれません。
(その辺りを比べたかったのですが・・・残念)
バンコクの経験を踏まえ、慎重にsimを挿入。
今回は、方向は間違っていないにもかかわらず、やはり、なかなかネットに繋がらず。
カウンターのお兄さんの苦笑にもめげず、その場に居座ること、5分ほど。
「ハッ!」と、気がついたのが、日本で設定したパスワードの勘違い。
その後は、”迷った時のGoogle Map”で、まるでドラえもんのように助けてくれ、
ネットに繋がるありがたみを、しみじみに感じました。
バンコクでも、台北でも、最初にインターネット繋がらなかったのは、完全にこちらのミス。
ということで、NETGEAR AirCard AC785、
少なくとも、タイと台湾での使用は、問題ないようです。
無事に海外でのsimフリーデビューを記念して、松山空港 2階の春水堂で祝杯。
紅茶より少しコクのある鉄観音茶 とミルクとの不思議なハーモーニー、
そして、タピオカのQQ(弾力があるという意味の中国語)とした食感に、思わず夢中。
しばし、ネットの存在を忘れ、旅の初めのワクワク感と共に話に花が咲きました。
いつでもインターネットにつながる便利さ も捨てがたいですが、
やはり、旅行中は少しアナログな時間も残したい —–
せっかく海外まで、来たのだもの。
液晶を見つめるだけじゃあ、もったいない。
色や音、匂いや空気、五感を研ぎ澄まし、
画面では伝わらないその感覚を、ぜひお楽しみください。