SFC修行回想記: タイ航空 ビジネスクラスでの旅 台北→バンコクへ
2泊7日のANA・SFC修行を今さら振り返る日々 —の第4弾
仁川→台北、空の旅終了。小一時間ほど台北2手休憩のあと、バンコクへ向けて出発。
胃袋に1 ミリの余裕もないものの、空港で”台湾小吃”をつまんだりできるのでは?、
と淡い期待を抱いていたものの、化粧品や装飾品を扱うお店のみで、手持ち無沙汰。
特に暇をつぶせるところもなく、そそくさと搭乗口前へ。
韓国からの乗客はほとんど台北で降りたのか、台湾人旅行者の姿が目立ちます。
ビジネスクラスも先ほどと打って変わって満席状態。
ビジネス客は多くなく、タイへバカンスしにいきます、と言った風の観光客が多い模様。
座席もクルーも先ほどと変わらず。
経由便とはいえども、新た搭乗する乗客も多いので、仁川→台北での時間が幻かのように、
ウェルカムドリンクが振る舞われ、そしておつまみピーナッツも付いてきます。
そう、2度あるウェルカムドリンク、2度あるピーナッツとくれば、
もちろん、2度ある機内食。
First Course – Rosette of Smoked Halibut with Duet of Capsicum Jelly
Main Course – Wok-fried Beef with Brown Sause, Roasted Potatoes, Green Pea
or – Steamed Fish Fillet with Tomato Concasse, Steamed Buttered Potatoes with Parsley
or – Salted Baked Chicken with Hainan Style, Chilli Sauce, Pilaff Rice, Sir-fried Loufah
or – Braised Minced Pork with Pickles, Steamed Rice, Carrot, Chinese Green
Dessert – Lime Cheese Cake
台北→バンコクへは4時間弱のフライトですが、もちろん今回もメインは4つ。
タイ航空の並々ならぬやる気を感じます。
そして先ほどのCAさん、何事もなかったのかのように、
2度目の機内食オーダーを取りにきました。
Ariさんは、開口一番ギブアップを宣言。
「本当にいらないの?」といくどとなく確認されていましたが、かたくなに拒み、
おもむろに毛布をかぶって、『(お腹かがいっぱい過ぎて)気分が悪い弱い自分』をアピール。
自然視線は私へと集中し、
『隣の子は飢え死にしてしまうかもしれないけど、あなたは大丈夫』とばかりに、
細かくメインのメニューを説明。
『さっき食べたから、まだお腹が減っていないかも』という概念はないらしく、
『ここで食べておかないと、あんた、このまま一生食べ物に困るよ!』
というお母さん的心情が非常に強いよう。
全身全霊を込めた「メインはどちらにしますか?」に、「いらない」など言えるわけもなく、
4つの中から、一番お腹に響かないと予測し、かつ大好きな海南チキンを選択。
心惹かれるエンターテイメントもなく、隣のAriさんは毛布をかぶって熟睡している中で、
自分とトレイの上にある食べ物ととの戦いが、静かに幕を開けます。
出された食事は残したくない、という思いの元、
目の前の座席に描かれたストライプをぼんやりと見つめながら、
黙々と淡々と、出された食事を、ただただ運ぶだけの作業を繰り返し。
修行4レグ目、機内食2食目にして、すでに飽和状態。
台北から3時間45分を経て、無事バンコク到着。
タイの時間で、22:50、日本だとすでに夜中の1時。羽田を出てから、15時間。
やっと旅程の4分の1ほどを終了です。