年末セールでマイルを購入するか考える Avianca航空 Lifemiles 編
ANAの特典航空券とも交換できる
アビアンカ航空のマイルが年末大セール中
“Flying Honu”こと ANAのA380 ビジネスクラスでハワイへ
マイルを賢く使えば そんな夢も叶う?
現実はそれほど甘いものではありませんでした
年末のこの時期、旅行関連のポイントが、安売り大特価 または ポイント増量中。ホテルのポイント、航空会社のマイル。ポイントは買い物をして貯めるモノ、という常識に囚われず、上手く使えばお得に旅立ち
一般的に『航空マイルを貯める方法』として思いつくのが
① 飛行機に乗って貯める
② クレジットカードで買い物をして貯める
の2つの方法ではないかと
しかしながら、世の中には第3の選択肢が。それが、
③ 買って貯める という方法
『マイルを買う』
裏技でも、際どい方法でもなく、世の中の人々が、その販売マイルを利用し、優雅な空の旅を楽しんでおります。ちなみに日系航空会社、JALやANAではマイルの販売は行っておらず。残念
と、前置きが長くなりましたが、
もっぱら買って貯める専用のマイルプログラムとなっているのが、南米はアビアンカ航空のLifemiles。このLifemiles、年がら年中セールを行っていることでも有名ですが、今回のセールはいつもよりお得
通常のセールでは、最大限のボーナスポイント得るために、一定のマイル以上を購入する条件付きが多く、またそのハードルも高いのですが (例えば、10万マイル以上購入で140%など)、この年末のセールでは、最低購入マイルの条件ナシで140%アップ (最小マイル購入単位は1000マイル)
年末セールでマイルを購入するか考える Alaska航空 Mileage Plan編と同じ条件で、今回 アビアンカ航空のボーナスマイルセールに乗っかるか否かを検討いたしました
① 使いたい路線の想定
② アビアンカ航空 マイル発券での価格
③ 同じ区間の相場
④ 特典航空券の空席具合
⑤ 他のマイルセールの状況
以上を精査した上で、購入するか見送るかー 答えを探しました
① 使いたい路線の想定
アビアンカ航空は、スターアライアンスに所属。ゆえに、ANA、タイ航空、エバー航空、アシアナ航空、など日本発着・アジア方面に強いだけでなく、これら航空会社のハブ空港(バンコク・台北・仁川)などを経由しての、北米やヨーロッパにも強い はず
また、羽田 → バンコクで検索した場合、仮に羽田→バンコク直行便がなくとも、羽田 → 関空 → バンコクという複雑な旅程を組んでくれたりと、とても使い勝手の良いプログラム
愛してやまないタイへ行くとき、幾度となくお世話になっているのが、このアビアンカ航空のマイル。タイ航空はA380やA350、B787など機材も新しいものが多く、特典での空席も豊富
スターアライアンスと言えば、花形シンガポール航空も所属しますが、このシンガポール航空を マイルで利用したいときには注意が必要。シンガポール航空、最新機材 かつ ビジネスクラス以上は、自社マイルのみ特典航空券座席の解放。ありがた迷惑 大変ありがたいことに、日本からは全て最新鋭の機材
つまり、シンガポール航空 日本発着便 ビジネスクラス 特典航空券は、ANA等含めた他者のマイルプログラムでは、空きが出ない、ということ。憧れのシンガポール航空での飛行を考えている旅行者は、このアビアンカ航空のマイルは向いておりませぬ
アビアンカ航空 Lifemiles 必要マイル数チャート
https://www.lifemiles.com/eng/inc/starredawards.aspx
② アビアンカ航空 マイル発券での価格
このセールを利用すると、計算方式は以下のように
63,000 miles + Bonus Miles 88,200 bonus Miles
= Total Miles151,200 miles
Cost of Miles $20,79.00 USD + Tax Fee$ 0 USD
= Total $20,79.00 USD = 24万円
24万円 ÷ 15万1200マイル = 1マイル 1.6円
よりシンプルに換算
a. 日本(North Asia) → プーケット タイ(South Asia)
ビジネスクラス 片道 3.6万マイル 往復 7.2万マイル x 1.6円 = 11万5200円
b. 日本(North Asia) → ホノルル ハワイ (Hawaii)
ビジネスクラス 片道 4.8万マイル 往復 9.6万マイル x 1.6円 = 15万3600円
c. 日本(North Asia) → ニューヨークアメリカ(United States1)
ビジネスクラス 片道 7.5万マイル 往復 15万マイル x 1.6円 = 24万円
③ 同じ区間の相場
a.の場合、乗り換えがスムーズなタイ航空を好むならば、22万円ほど。最近、ビジネスクラスを格安で販売しているアシアナ航空で落ち着けば、13万円ほど。航空会社にこだわらず、乗り継ぎにちょっと時間を費やせば、差額は1万円強
b.の場合、ANAの場合 23万円ほど。差額は5万円程度。マイルでビジネスクラスのお得感は、あまり得られず
c.の場合、アシアナ航空 37万円、ユナイテッドやANAなど直行便の場合、50万円オーバーとなり、その差は25万円以上。マイルで特典航空券のお得度がグッとくる路線
④ 特典航空券の空席具合
マイルを大量に保有していても、空席がなければ意味はナシ。お目当ての路線に空きがあるのか、大枚叩いてマイルを購入する前に確認を
a. タイ航空で行く 東京 ⇄ プーケット 特典航空券 空席具合 極めて良好
b. ANAで行く 東京 ⇄ ホノルル 特典航空券 空席具合 壊滅
b. アシアナ航空で行く 東京 ⇄ 仁川 ⇄ ホノルル 特典航空券 空席具合 良好
c. ANAで行く 東京 ⇄ ニューヨーク 特典航空券 空席具合 壊滅
c. ユナイテッド航空で行く 東京 ⇄ ニューヨーク 特典航空券 空席具合 ほぼ壊滅
目的地によっては、全く座席に空きが出ないことも。せっかくマイルも使えなければ、宝の持ち腐れ
⑤ 他のマイルセールの状況
先に紹介したアラスカ航空やアメリカン航空もマイルのセール中。財布の中身と相談しながら、慎重に投資先を見極めてください
セール、セールと言われても、そんなに大金、一気に出せないよ、という方。アビアンカ航空 Lifemilesの特徴に『45%ほどのマイルを持っていれば、残りの55%は航空券予約時に購入可能』というものがあります
例えば、タイまでビジネスクラス片道の場合に必要なのは、3.6万マイル。が、しかし。予約時に必要なマイル数は、1.5万マイルのみ。なぜか?残りは、その場でマイル購入できるから
この『あとからマイル』のマイル購入代はと言いますと、、、
3.7万円(328USD) ÷ 2.1万マイル = 1.8円と、今回のセールとさほどの差がなく購入可能(為替状況にもよりますが) 今回のセールで目標の50%ほどを購入しておき、発券の段階で残りマイルを購入する、という方法もアリ。ただ、ルールがコロコロ変わるアビアンカ航空 Lifemileなので、お気をつけて
現在、8万 アビアンカ貯金がある身としては、それほど賭けに出ず、今回1万マイルを購入し、キリよく10万マイルにしようと計画中。買ったマイルでどこに行くか、思いを馳せる日々が続きます