Tips,  旅のお金

年末セールでマイルを購入するか考える Alaska航空 Mileage Plan編

通常航空券のBlack Friday sakeも開催中
ブラックフライデーやらサイバーマンデーやらの
新たな横文字が日本にも侵入し始めた、昨今
Amazonでのお得な家電製品の物色にワクワクする人が増える
ずっと ずっと 前から
マイルでビジネスクラスを目指す旅行者にとってのこの時期は
各航空会社が行う とあるセールに熱くなる時期
そう、マイルやポイントやらが大放出される季節が
今年もやって参りました

50%ボーナスマイルが付くのは、4万マイル以上購入が条件

アラスカ航空ーその名の通り、アラスカを拠点にしている会社、かと思いきやハブ空港(拠点空港)はシアトルのタコマ空港。日本では聞きなれない航空会社ですが、保有機材は316機、就航都市は118都市と大きな会社。ちなみに、JALは、保有機材 164機、就航都市 92都市、ANAは保有機材 232機、就航都市 97都市、そう聞くと、その規模がうかがえるかと

それでもアジア圏では、あまり馴染みのない航空会社かと思われますが、一部 旅行者の間で 熱い航空会社となっています。その理由が、その独特なマイルシステムと独自な提携会社

Alaska Airlines Mileage Plan partners アラスカ航空のパートナー

List of Alaska Airlines Mileage Plan partners
Aer LingusAmerican AirlinesBritish Airways
Cathay PacificCondorEmirates
Fiji AirwaysFinnairHainan Airlines
IcelandairJapan AirlinesKorean Air
LATAM AirlinesPenAirQantas
Ravn AlaskaSingapore Airlines

スターアライアンスやワンワールドなど、アライアンス(航空連合)加盟していない、アラスカ航空。そのため、アライアンスを超えての提携が進んでおり、他にはないその組み合わせが、非常に魅力的

その中でも特に日本人旅行者にとって魅惑な路線が、

JAL アジア圏 ビジネスクラス 片道 2.5マイル (往復5万マイル)

ファーストも片道 3万マイル! ですが、現在 JALは東南アジアにファーストを飛ばしておらず

アラスカ航空が発券するJALの特典航空券は、1ストップオーバー(途中降機)が無料で可能なため、例えば、、、

台北 → 東京 (半年 ストップオーバー) 東京 → バンコク

というビジネスクラスが、2.5万マイルで発券可能。東京 ⇄ 台北間は多くのLCCが飛んでいるため、片道での航空券探しに苦労することはありません。また、バンコク ⇄ 東京間もLCCや他航空会社も多く飛ぶ路線なので、マイルでの片道発券等にも困ることはない路線

キャセイも魅力的なのですが 予約に電話が必要なため ハードル高く

そんなアラスカ航空が、年末マイル大特価セール中。実際には最大50%アップのボーナスマイルで販売

https://www.alaskaair.com/miles/buy

期間:
11月 6日 2018 ~ 11:59 PM 12月21日 2018(意外と長い)

このセールに乗るか否かを真剣に考えたので、その過程をご紹介

① 使いたい路線の想定

② アラスカ航空 マイル発券での価格

③ 同じ区間の相場

④ 特典航空券の空席具合

⑤ 他のマイルセールの状況

① 使いたい路線の想定

年に4回はタイに行きたい者として、やはり目指すは、バンコク。プーケットやチェンマイまで足を伸ばすとなると、タイ航空が所属しているスターアライアンス系統のマイルを使用した方が単価が良いいため、ここはバンコク止まりで。必要マイル数は、往復ビジネスクラスで、5万マイル

② アラスカ航空 マイル発券での価格

このセールを利用すると、計算方式は以下のように

60,000 miles + Bonus Miles30,000 bonus Miles
= Total Miles 90,000 miles

Cost of Miles $1,650.00 USD + Tax Recovery Fee$ 123.75 USD
= Total$1,773.75 USD = 20万円

20万円 ÷ 9万マイル = 1マイル 2.3円

これでは、高いのか安いのイマイチ分かりづらいと思うので、よりシンプルに換算すると、、、 JAL 東南アジア ビジネスクラス往復が、5万マイル x 2.3円 = 11万5000円(プラス 手数料)で可能という計算に

ザ・ビジネスクラスなお値段のJAL 東京⇄バンコク間

③ 同じ区間の相場

では、この路線を単純にJALで購入するとなると、217,960円也。その差額 217,960円 – 11万5000円 = 約10万円。ざっくり言えば、半額

しかしながら、JALにこだわらず、乗り換えを気にせず、ただ単純にビジネスクラス、な点だけを見れば、アシアナ航空、キャセイ航空、エバー航空辺りが15万円前後で。タイミングがよければ、マレーシア航空やチャイナエアラインが、10万円を切る金額でセールを行うことも。取りにくい特典航空券より、それらの方が良い場合もあります。冷静になることも、大事

④ 特典航空券の空席具合

いくら大量のマイルを保有していても、マイルでの特典航空券枠に空きがなければ、意味はナシ。どれだけお得な計算となっても、実際に予約出来ないのならば、絵に描いた餅。以下は、アラスカ航空 東京 → バンコク 特典航空券検索結果

2月で空いていたのは 12日のみ
6月には まだ余裕が

月によっては、全滅という悲しい結果が。JAL便が混み合う時期 = 日本人が大移動する時期 = 卒業旅行シーズン、ゴールデンウィーク、夏休み、お盆、シルバーウィーク、年末年始、、、いわゆるカレンダー通りにしかお休みが取れない旅行者は、このマイルでお得にビジネスクラスな作戦、キビシイかもしれませぬ

⑤ 他のマイルセールの状況

年末のこの時期。マイル購入セールを行うのは、アラスカ航空だけではありません。南米・アビアンカ航空、アメリカン航空、なども絶賛セール中。より使い勝手が良いマイル プログラムでセールが行われていた場合、懐具合と相談して、このアラスカ航空のセールを諦める可能性・大 であります

ちなみに、このアラスカ航空 Mileage Planの特徴のひとつに、マイル購入の上限が設けられていない、という点。為替具合によっては、どーんと貯めて、北米路線などを視野に購入もアリ。夢が広がります

何はともあれ、まずは数十万円分のマイルを買う前に、④ 特典航空券の空席具合のチェック、お忘れなく

今回は、アラスカ航空のセールとアビアンカ航空のセールを天秤にかけ中。現在、7割型、アビアンカに心が傾いております

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