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そこはもう別世界! キャセイ航空 噂の羽田国際線ラウンジに初潜入

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この高級感溢れるインテリア

日本の羽田空港 国際ターミナルに
香港のキャセイ航空が、自社ラウンジをオープン

キャセイパシフィックのラウンジ名物と言えば
麺や点心が出てくるヌードルバーと、お酒が出てくる バー

シックなソファーに座り、胡麻が香る坦坦麺をすすりながら、
色鮮やかなオリジナルカクテルをかたむけ、
飛び立つ飛行機をぼんやり
大人な異空間で、深夜・エコノミー搭乗を前に
名物麺を、胃袋に収めました

 

ANAが加盟するStar Alliance。 そして JALが加盟する Oneworld。

単純にどちらが良いかを比べることは難しく、

日々迷える”未来の修行僧”が、頭を抱える悩ましい問題。

ですが、加盟航空会社数のみ比べれば、圧倒的にANA/Star Allianceに軍配。

そこだけ切り取れば、入室出来るラウンジも、ANA x SFC x エコノミーが有利。

 

そんな “数” で勝負なStar Allianceに、”質” で勝負を挑んでくるのが、Oneworld。

羽田空港という、国際ターミナル 絶賛発展中な空港に、

その人気を 名門・シンガポール航空と 二分する と言っても過言ではない、

キャセイパシフィック航空が、自らのラウンジをオープン。

 

キャセイ航空がハブとしている、香港空港には、

食&金融&国際都市 香港ならではの、それはそれは豪華なキャセイラウンジが、

“1ヶ所” どころか、5ヶ所も存在。そして、全てのラウンジが、超一級。

さてさて、羽田空港に新しく出来たラウンジ。

こちらも、もちろん、世界中の旅行者から、ジリジリと熱視線を浴びています。

ANA / TIAT / JAL / キャセイが同居する ラウンジ 空間

最上階にキャセイパシフィック航空のラウンジは鎮座

途中にJAL サクララウンジ こちらも、豪華

入り口からして、この壮大さ まぁ、入りづらい、入りづらい

JAL、ANAともに、ラウンジは透明ガラスの自動扉から

受付カウンターをかい間見ることができ、

入室前に呼吸を整え 「えいや!」と、入る準備ができますが、

こちらキャセイ、カウンターの位置が絶妙で、エスカレーターを降りると、

すぐに、視界に制服姿の人影が目に入り、

「どこで心を落ち着けりゃいいのさ? 」と いきなり戸惑い。

 

沖縄経由でシンガポールに行く旅を2度ほどし、JAL JGC修行を、無事終えた身。

このラウンジに入室資格はあると、認識しているものの、

重厚な雰囲気のダークカラーな木製壁に、金のCathay Pacificの文字とロゴを前に

思わず、足がひるみます。が、意を決して、いざ入室。

受付では、赤が眩しいキャセイの制服をまとったスタッフに笑顔で迎えられ、一安心。

 

時間が遅いためなのか、2階建て・シャワーありのJALラウンジを利用する旅人が多いのか、

ラウンジ内には、私たち2人を含め、お客さんは4人のみ。

先客は、大きなバックパッカー用リュックを持った、まんま、バックパッカー白人カップル。

4人とも、この落ち着いたラウンジに似つかわしくなく、何となく申し訳ない気持ちに。

ラウンジ入り口すぐの景色

遅い時間だったため、人がまばら

名物の担々麺やワンタン麺をすするのに、ちょうど良いボックス席

レストランではありません。空港ラウンジです

便が重なり、人が多い時は、ここも埋まるのでしょうか?

緑のタイルが、ヌードルバー

兎にも角にも、洗練されたインテリア

備え付けのパソコンは、もちろん、MAC

初めてのラウンジということで、フラフラと歩き回り、念入りに写真撮影。

その間に、お仕事風旅行者や、セレブな匂いのする旅行者が何名か入室し、

どうにか この高級志向なラウンジの体面を保つことができたな と、なぜかこちらが安堵。

 

どんなやんちゃな坊やでも、このラウンジに一歩入れば、大人しくなるであろう、

そんな 今までのラウンジにはない、特殊な空気感が流れる場所。

もし仮に、このキャセイラウンジが、初めてのラウンジ体験となってしまった場合、

これを”スタンダード”としてしまうのは、とっても危険。

まずは、台湾・松山空港のラウンジ辺りから(失礼) 徐々に慣らして行くことをオススメします。

ハムやチーズなどが、冷蔵庫に

ホテル オークラが監修している、担々麺やワンタン麺

カットフルーツやちょっとした小皿料理

こちら、キャセイパシフック航空ラウンジ もうひとつの名物 バー

ソフトドリンク類は、手の届くとことに置いてあります

コーヒーやお茶もバーテンダーさんに頼むようです

羽田空港 ラウンジのオリジナルカクテルがあります

こちら、ワイン

ここだけ切り取れば、もう、気分は香港

オリジナル ノンアルコール カクテルと、サラダ、フルーツ、小皿

絶対に食べておきたい、担々麺

写真撮影を終え、「そろそろ、何か入れてちょうだい」と、

切々に訴えかけてくる お腹のリクエストに応えるべく、本格的に食べ物観察。

しかし、残念ながら、ラウンジ入室が遅すぎたのか、

お料理の種類がかなり限られており、この時間では前評判の良さを十分に感じられず。

 

もうひとつ、ちょんみり「ふむぅ」と感じたのが、

ちょっとした小皿にしても、コーヒーなどのソフトドリンクにしても、

“対人” で、頼まなくてはならない点。

そして、対応してくれるスタッフの方々の表情が

「ラウンジの暗めな照明に 合わせたのかしら?」と思ってしまうほど、どんより。

 

閉ラウンジも迫り、一日中立ちっぱなしなお仕事を、もうすぐ終えるという頃。

空港ラウンジという、特殊な職場で、気を張り続けてきた中、

確かに、満面の笑みで対応するほどの気力は、きっと残っていないことでしょう。

しかしながら、贅沢を言えば、ほんのり、ちょっぴりでいいので、微笑んでもらえるだけで、

これから旅立つ人々は、良い旅のスタートだな、とホッと安心するような気がするのです。

 

特に 失礼だったり、嫌味な接客 ではなく、とにかく 元気がない印象。

(疲れているのに、ゴメンなさいねぇ、でも)  担々麺をください。」

(こんな夜遅くまでお疲れ様です、でも) その小鉢をください。」

と、心の中で謝りつつ頼むことに。次回は、日差しが入る頃に、ぜひ。

重い腰をあげて、そろそろ出発です

航空会社ラウンジを利用する旅行者は、

頻繁に空を飛ぶ デキるビジネスパーソンか、

旅行大好き!で、いつの間にやらステータス獲得なセレブか、

ここは奮発してビジネスクラス! のワクワクさんか、

1年間、必死にポイントを貯め、無事解脱した元修行僧か (私)

ほとんどの人が “旅行”、”飛行機”好きと予想されます。

 

ラウンジには、人がまばら。料理を頼む人も多くなく、片付ける食器もあまりない。

そこに、明らかに浮かれポンチがいたら、

「浮かれてますね〜」と話しかけてくるノリがあっても、良いのではないかと。

 

以前、香港のシンガポール航空ラウンジを利用した時、入り口付近でウロウロしていたら、

スタッフのおばちゃんに “食いしん坊”と即座に見抜かれ、

「食べ物なら、あっちにいっぱいあるよ!ほれほれ、こっちだよ。」と案内してもらいました。

この ワクワクなお節介さが、大好きです。

もちろん、雑談なんて興味ない、話しかけないでくだされ、という方もいるでしょう。

でも、多く旅行者は、そういった一期一会な出会いを楽しみにしているのでは?

 

妊婦さんマークのように、どんな人でも認知できる

『どんどん話しかけてきてOK』キーチェーンがあれば、と最近思案中。

何か良い案が浮かび次第、発表したいと思います。

 

 

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