弾丸バンコク旅行に選んだお宿は
サイアムの隣駅、チットロム駅から徒歩6〜7分ほどにある
ホテル ミューズ バンコク
大きな木製ドアを開け、ホテルへ一歩足を踏み入れれば
既存のホテルの概念を覆すような、そのデザインと照明の暗さ
良く言えば、古きヨーロッパのお屋敷
悪く言えば、ホンテッド・マンション
常夏バンコクで、どこか冷んやりとした欧州を感じてきました
ここ最近、Tripadvisorで、常に30位圏内の座を守る、ホテル ミューズ バンコク。
フランス系列の世界的ホテルチェーン アコーホテルズのブランドです。
この記事を書いている時点では、804軒中 24位。人気の高さがうかがえます。
最寄駅のチットロム駅からは、徒歩6〜7分。
途中、『美しい一軒家スタバ』として有名な、スターバックス・Langsuan店や、
タイマッサージ店、コンビニやレストランがあるものの、
人通りが少ない道のちょっと奥まった場所にあるので、
初バンコクの場合、もう少し遠くに感じるかもしれません。
ホテルに到着し、まず驚いたのがその外観。
明らかに、周りの建物とは違う、異質なそのたたずまい。
扉を開けると、ホテルの中は期待を裏切らず、非常に薄暗く、
チェックイン”デスク”周りにあるミドリ色の光が。
どう申し上げたらいいのか、何とも、どこか、おどろおどろしく。
レビューでは、『オシャレ♬』や『カワイイ♥』といった文字が並び、
どうにか、こうにか、そちらの方向へ持っていこうと努力したのですが、
乙女心が若干足りず、残念ながら、最後までそれらを感じられなず仕舞い。
チェックインを担当してくれたのは、この洋館の雰囲気には(良い意味で)合わない、
朗らかなタイ人女性。
羽田から深夜便で、朝5時にバンコクに到着し、そのままチェックイン。
そのため、「申し訳ないが、まだ、部屋の準備ができていない」とのこと。
「このまま、すぐにピンクのカオマンガイを食べに行くので、大丈夫です!」と告げると、
「それは、いいアイデアですね(笑)
カオマンガイなら、もっと美味しいところがありますよ!」と、
よりアロイ(美味しい)な、カオマンガイ屋さんを、紙に書いて教えてくれました。
タクシーでしか行けないところらしく、今回は予定どおり、ピンクへ徒歩で。
ですが、この「もっと美味しいものを、食べて欲しい。」という、
ちょっとした心遣いが、ホテルの印象、
もとい、もっと壮大にタイという国の印象を、またもやグググッと上げたのでした。
チェックアウト時、ロビーには傍若無人な某国の旅行者団体がわんさか。
そのうちの何人かは、タイ人スタッフを大声で怒鳴りつけおり、大混乱。
「今混んでいるので、もう少し待ってくださいね。」と
申し訳なさそうな顔で対応するスタッフに促され、
品の良いソファーに腰掛け、自分たちの順番を待ちながら、その様子を観察。
どうやら、身に覚えのないチャージがある人々、
お願いした部屋とは違う部屋だった人々などが、もめているよう。
もちろん、ホテル側の不手際な場合は、きちんと主張しなければなりませんが、
感情に任せて声を荒げ、スタッフを罵倒しても、良い結果にはつながりなりません。
あまり心地の良い場面ではありませんでしたが、
「反面教師。」と思い、冷静にその様子を見つめていました。
今回は、運悪くホテル自体の印象より、飛び交う怒号に疲れてしまい、
他にも泊まりたいホテルが多いバンコクで、あえての再訪はないかな、という残念な結果に。
しかしながら、立地も良く、値段もお手ごろ。
細部まで凝ったデザイン、フレンドリーなスタッフと、
周りには雰囲気の良いマッサージ屋も多く、なかなかの好条件が揃うホテル。
サイアムを中心に宿泊先を探している、旅行者の方々。
ぜひ、候補のひとつに入れてみてください。
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