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青空の下で食べる 香港式デザート屋台

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品甜葉玉ではなく、玉葉甜品です

甘いものは別腹、とは良く言ったもので
ワンタン麺を食べた直後に香港式デザート

「せっかくだから…」の言い訳とともに、3品オーダー
名物『 糖不甩』新しい食感に、ちょっとした衝撃

 

麺で小腹を満たした後は、甘いもの。

Openriceで評判の良かった、玉葉甜品  Leaf Dessertへ。

こちらも屋台式のお店。場所が少し分かりにくく、お店を探すのに多少時間がかかりました。

 

グルメストリート『威霊頓街』から2本山側、荷季活道沿いをエスカレーター方面に歩き、

道が二手に分かれる手前、右側にある伊利近街にその小屋(お店)はあります。

 

▶お店情報

玉葉甜品  Leaf Dessert

中環蘇豪伊利近街2號
星期一至六:12:00-00:30

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→ 詳細な情報
玉葉甜品 Leaf Dessert 22.282676, 114.152579 玉葉甜品 中環蘇豪伊利近街2號 12:00-00:30 青空香港式デザートのお店

高いところまで組まれている竹の足場

けっこうな人数で作業していますが、最大耐荷重はどのくらいなのでしょうか?

準備された、竹 まだまだ高くまで足場が組まれるようです

歩道は全く通行できなくなっています・・・

玉葉甜品までの道のりで見かけたのが、この工事現場。

何度見ても驚く香港ならではの光景のひとつに、この竹で組んだ工事現場の足場があります。

いたるところで組まれているので、旅行中必ず一度は目にするかと。

 

竹で組む理由としては『安いから』が、一番の理由らしいのですが、

他にも『湿気の多い香港では、金属製はさびてしまう』や、

『土地が狭い香港では、金属製の置き場に困る』、

『金属製だと落としたら大事だが、竹製ならそれほど心配しないで良い』など、

様々な理由が重なって、どんな高い場所でも未だに竹製足場が組まれるようです。

 

さとうきびジュースで有名な「公利真料竹蔗水」の目の前で作業中ということもあり、

「落ちたらどうするんだ」「安全ベルトは付けているのか」など、

さとうきびジュース片手に、熱心にその光景を写真に収める、各国観光客。

坂の入り口にあるお店

繁盛店のようです

公利真料竹蔗水から、徒歩1分のところにあるのが、玉葉甜品。

お店はお昼時ということもあり、ほぼ満席。

壁にかけられた手書きメニューを見ながら、席が空くのをしばし待ちます。

 

忙しそうに麺をよそったり、注文を聞いている店員さんに、

なかなか気づかれる様子はなく、しばしウロチョロ。

ぶっきらぼうな男性店主が、「邪魔だ!」とばかりに、

「立っていないで、そこに座れ」とジェスチャー。

一瞬ひるみますが、こんなことで気を落としていたら、香港では何も食べられません。

お持ち帰りのお客さんも多く

ご飯向けの調味料類

大胆な筆使いのメニュー

メニューを見ながら指差しオーダー。糖不甩  / 芝麻糊 / 紅豆沙を選択。

甘いもの3品の注文に、なにやら曇る店主の表情。

確かに周りを見ると、お昼時ともあって、ガッツリご飯系ばかり。

ですが、今食べたいのは 甜品/糖水なでの、気にせず希望を伝えます。

各テーブルには英語表記付きメニューもあるので安心

左から、紅豆沙 / 糖不甩 / 芝麻糊

念願の甘いもの3品がテーブルに運ばれてくると、何やらざわつく周りの人々・・・。

それに対し広東語で答える店主。

 

『この時間帯は甜品は食べるべからず』といった地元民の暗黙ルール等があるのかしら?

と、多少気にし始めますが、すでに目の前に並んでいるので、後の祭り。

 

糖不甩 は熱々。

茹でられた柔らかめの団子に、ココナッツと砂糖、ピーナッツのカリカリ感が加わり、

何とも言えない食感と、ほのかな甘さがたまりません。

 

芝麻糊はドロドロ系ではなく、粗いゴマが残るザラザラ系。

液体自体もサラッとしており、ドロドロであるほど美味しい、と思っている私としては、

粘り気が足りず、少々ガッカリ。

 

紅豆沙は温かいものを注文。特に可もなく不可もない、普通のおぜんざい。

食べ進めると、なにやら日本語が・・・

ごちそうさまでした

食べ終わるころ、ガヤガヤしていた他のお客さんを見ると、

ちゃっかり、海帶綠豆や芝麻糊をデザートにオーダー。

 

「自分たちも、甘いものを食べているではないか・・・」

 

となると、先ほどの一幕は、デザートを注文したことによるものではなかったのか?

甘いものは一人一品、と決まっているのか?

あの3品の組み合わせが香港人的にタブーなのか?

など、仮説をいくつか立てたものの、

結局、なんのざわつきだったのか、最後まで分からず仕舞い。

そもそもお店の名前が玉葉”甜品”と甘いもの屋を謳っているので、

どの時間にデザートを頼んでも良さそうなものなのですが・・・。

 

昼食で訪れた水記と同様に『目指して来るお店』ではありませんが、

そばを通りかかったら、ぶっきらぼうさにひるむことなく、

ぜひ、青空の下で香港式デザートを楽しんでください。

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