タイ航空 ファーストクラス 747 ジャンボ機 で一路バンコクへ
東京からバンコクまで、
タイ航空のファーストクラスで夢心地飛行
マイルを必死に貯めたからこそ体感できる、この優雅な機上
出される機内食も、とびきり極上
そんな世界に、気分も上々
ということで、通常40万円ほどする航路を
マイルでの特典航空券で、体験してまいりました
2012年にANA SFC修行を終え、クレジットカードでなんちゃって上級会員の身。
ですが、スターアラインアス系列で飛行した時のマイルを集約するのは、
もっぱら、ANA “以外” の航空会社。
エアーカナダのAeroplan、南米・アビアンカ航空のLifemile、ユナイテッド
この3本柱で、ここ数年、マイルをコツコツ貯めてきました。
しかしながら2015年の年末に、Aeroplanが必要マイル数を大幅に上げ、驚きの改悪。
ユナイテッドのマイルプログラムも見直し、
その結果、メインのマイルプログラムは、アビアンカ航空のLifemileに1本に。
このファーストクラス体験も、そのLifemileの恩恵。
普段の生活とはほど遠いセレブな空間に、片道だけ足を、そっと踏み入れてきました。
ANA、JAL共にすでに手放してしまった、ジャンボ機の愛称で親しまれるボーイング747。
元祖 2階建ての飛行機で、
空港でもひときわ目立つその巨体に、愛着を持っている旅行者も多いのでは?
タイのナショナルキャリア タイ航空は、世界最大旅客機エアバス380も所有していますが、
未だに、このジャンボでも運行中。ちなみに、787も持っています。
今回は、そのジャンボのファーストクラスを体験。
ファーストクラスには、おおよそ似つかわしくない二人に対しても、
きらびやかな民族衣装を身にまとったタイ航空クルーの皆さまが、
にこやかに、胸の前で手を合わせた”ワイ”のポーズで出迎えてくれます。
機内へ一歩入った瞬間から、こ のタイらしおもてなし。たまりません。
座席に着き、右を見ると、さりげなくRimowaのアメニティーが。
思わず、「おぉぉ!」と、声を上げる、マイルな乗客。
スーツケースは、もっぱらソフト派なので、リモワ自体に全く魅力を感じませんが、
タイ航空のロゴが付いているミニチュア 版というだけで、
何でこんなにも愛らしいのでしょう。
ハードケースなため、持ち帰ったところで、良い使い道が浮かばす、
タンスの肥やしになる確率が非常に高い代物ですが、
その神々しいお姿が、日々の生活を豊かにしてくれることでしょう。
今回頂いたのは、タイ航空のコーポレートカラー、紫バージョン。
他にも、白など別色バージョンもある模様。
全色揃えるために、年末ジャンボ宝くじ、本気で当てにいこうと思います。
ファーストクラスの乗客の皆さまは、懐にも心にも余裕がある方が多いのか、どこか穏やか。
はしゃいで写真撮影に勤しんでいる私たちも向けれられ視線も、温かいもの。
そんな姿を見てか、斜め前に座ったタイ人のご婦人が、
「お二人の写真を撮りましょうか?」と、笑顔で声をかけてきてくれました。
「仮に宝くじが大当たりしても、このご婦人のように、気遣える人になろう!」と、
Totoで6億当たった後の心構えも、この便で新たに。
深夜便ということで、ファーストクラスにも関わらず、食事もせず寝続ける乗客がほとんど。
本当のセレブティーとは、上空で寝るためだけに、40万円も払えるのかぁ、と感心。
もちろん、マイル特典な私たちは、ガッツリ機内食をいただきます。
「5時間と言わず、地球を2周半くらいして欲しい」
という願いも、(もちろん)叶わず、機体は予定通り、バンコク・スワンナプーム空港へ。
めくるめくファーストクラスの体験もこれまでか・・・と思いきや、
機体を降りたあとも、そのハイソな世界には、続きが。
さて、いつもの通り、人々でごった返す入国審査場に行きますか、と歩き始めようとすると、
目の前には、私たちの名前が書いてある紙をもったスタッフがポツリ。
その横には、「からくりTV」と書かれた紙を持っている男性もポツリ。
からくりTVも気になるところですが、ここは自分の名前が書かれている方へ。
おもむろに近づいていくと、「審査場まで、カートでお連れします」と、
タイ航空のロゴが付いたカートへの乗車を促されました。
ピーピーと警報音をうならせるカートに乗り、
横を歩く人々の、どこか冷たい視線を感じながら、優雅に審査場。
タイ航空上級会員、そしてビジネスクラス、ファーストクラス利用乗客専用レーンで
待ち時間なく、タイに無事入国。
そして、バゲッジクレームでは、「お客様に荷物を取らせるなど、とんでもない!」と、
専任の荷物ピックアップお兄さんが、スタンバイ。
機内では、ゴロゴロしながら、TVを見て、ご飯を食べ、お茶する、しかしておらず、
順調にお腹周りを育てましたが、
ここでも、どうにかカロリーの消費を必死に妨害してくる、タイ航空。
一般人がこのぬるいサービスに慣れてしまうのは、危険。
この優雅さを断ち切るには、バンコク市内では、BTS3駅分くらい歩く、
もとい、チャオプラヤ川を泳いで渡るくらいの覚悟が必要なようです。
ということで、チャイナエアラインに続き、ファーストクラス体験が終了。
毎回40万円払うことは不可能でも、
一生に一度の贅沢にファーストクラスのために、大枚をはたくーーーー
大いにありです。