タビ御飯,  旅行記

台北駅から徒歩圏! ローカル色強め夜市、寧夏夜市と古早味豆花

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寧夏夜市のこの雰囲気 ワクワクします

台湾のB級グルメ宝庫と言えば、夜市
台湾の首都、世界有数の大都会台北にも
日本の夏祭りな熱気が毎晩楽しめる夜市が、数多くあります

そんな夜市の中でも、台北駅から歩ける距離にある
規模は小さいながらも
地元では、グルメ夜市として知られている、寧夏夜市

3人の旅人には、台湾デビューと同時に、
この場所で、臭豆腐デビューも果たしました

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大きな交差点を渡って、3~4分ほど、寧夏夜市が見えてきます

過去に1回だけ、パッケージツアーで訪台したことがある、Tsum。

その時の衝撃が強く、以降、パッケージツアーでの旅行は、避けています。

 

まず、宿泊しホテルの《エコノミークラス度》が想像以上に、エコノミー。

その雰囲気は、ザ・昭和のアパートで、各階、とても薄暗く、

ドアの建て付けが悪いため、鍵を閉めるのにも一苦労。

もちろん、鍵は、カードキーなどの洒落たものではなく、

ホテル名入り半透明の緑色なプラスティック製長細キーチェーン付き。

 

特に不便だったのは、バスタブにシャワーカーテンがない、という点。

シャワーを浴びるためには、なるべく水が飛び散らないよう、

バスタブに小さくしゃがみ、ササッと浴びるか、

もしくは、トイレまでシャビッシャビになっても構わない!と諦めるか。

 

このレビューを先に読んでいた、同室になった友人。

「不便だと思って・・・」と言いながら、

スカスカな黒いバックの中から、ヒョイッと取り出したのは、

ブルーのレジャーシート、ビニールひも、そして、ガムテープ。

 

カバンを開けられたら、100%怪しまれたであろう、この内容。

「台湾に何しに来た!これで、何をするつもりだ!」との問いに、

「快適にシャワーを浴びるための道具です。」とは、きっと信じてもらえず。

幸いにも、ゴルゴ13のような風貌ではなく、どう見ても善良な日本人だったため、

荷物検査もなく、無事台湾入国。

 

ちなみに、他2人の友人が泊まった部屋は、窓はないけど、シャワーカーテンあり。

シャワーカーテンか、窓、どちらかの選択だったようです。

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セクシーなライトに照らされた、果物の王様、ドリアン

そして、もう一つ、驚いたのが、

ホテルまでの送迎バス内での、ガイドさんの台湾解説。

 

今でこそ、日本各地から、1日何便もの飛行機が台北へと飛びますが、

当時は、まだ、そこまで台湾ブームではなく。

見る限り、バス乗客のほとんどが、初台湾旅行で、

キャッキャしながら、《るるぶ・台湾》をめくり、2泊3日の旅行に思いをはせます。

 

そんな和気あいあいとした中で始まった、若い台湾人女性ガイドさんのお話。

 

ガイド「みなさん、台湾旅行、楽しみですか?

台湾を楽しむために注意すること、お話します。」

 

一同 「はーい!」

 

ガイド「きっと台湾に来たら、夜市、楽しみしていると思います。

でも、夜市の食べ物は、不衛生です。絶対に、食べたらダメです。

お腹を壊しても、責任は取れません。」

 

一同「ハハハハ。」

 

ガイド「夜市では、洋服も見かけますが、ぜんぜん良くないです。

ユニクロの方が、よっぽどいいです。服は、日本が一番です。」

 

一同「ははは・・・は」

 

ガイド「台湾のタクシーは、日本と違います。

ボッタクられたり、危険な目に合うかもしれないので、乗らないでください。」

 

一同「・・・。」

 

以降、お姉さんの台湾への注意 / 悪口大会が続きます。

先ほどまで、キャッキャ、ガヤガヤ、和やかだったバス内も、

お姉さんの話が進むごとに、口数が少なくなり、最後は完全な静寂。

 

委託された日本の旅行会社から、注意点を説明するように言われているとは思うのですが、

自分の国を、そこまでボロボロに言うこともないだろうに、と悲しくなってしまいました。

 

そんなお姉さんの忠告を無視し、その旅でも夜市グルメを堪能。

確かに、レストランに比べれば、衛生面で「ムムッ」となる場面もありますが、

そんなことを言っていては、新たな味には、出会えません。

ぜひ、正露丸をカバンに忍ばせ、安くて美味しい夜市料理、挑戦してみてください。

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台湾風、春巻き 美味です
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ぜひ、食事のお供には、台湾的飲料を
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揚げ餅のデザート
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テーブル席がある、ガッツリ食事系も多い寧夏夜市
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寧夏夜市で有名な、シフォンケーキのお店
帰る前に買っていこうと思っていたのですが、忘れてしまいました
次回!

台湾の夜市は、日本で言う、縁日の雰囲気。

甘いものから、塩っぱいものまで、多くの料理を楽しむことができます。

お店によっては、メニュー数が非常に豊富。

ですが、たいがい、名店と呼ばれるお店は、この一品で十数年やってます、といったところ。

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こちらで、揚げ臭豆腐と麺線のお夜食
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こちら、麺線
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こちら、カリカリ揚げ臭豆腐

台湾も夜市も初めてな友人のために、選んだのは、【臭豆腐】と【麺線】。

臭豆腐と言えば、多くの日本人が「苦手」と表現する、強烈な臭いを放つ豆腐。

それを、油でカラッと揚げ、甘酸っぱい漬物と一緒に食べるのが、揚げ臭豆腐で、

カリカリの意味である《脆皮》が商品名としてついた、

【脆皮臭豆腐】等の名前で、主に夜市で見つけることができます。

興味のある方。旅々台湾さんの、臭豆腐特集、訪台前にどうぞ。

 

麺線は、カツオだし風味のそうめん。

クタックタに煮込んであるので、あまり麺っぽさはありませんが、

カツオだしなので、日本人にとっては、抵抗のない味。

多くの日本人が、美味しいと思うであろう、一品。夜市デビューにぴったりです。

 

結果ですが、5人中、5人が麺線を美味しい、と表現。

残念ながら、臭豆腐は5人中、2人が、無理とのこと。

ちなみに、この寧夏夜市でいただいた、里長伯の臭豆腐。

臭豆腐大好き人間でも、「ちょっと臭いが強い」と思った品なので、

臭豆腐バージンには、その臭いは、猛烈だったはず。

臭豆腐デビューには、向いていないかも・・・です。

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夜中の12時を過ぎても、賑わう夜市
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夜遅くとも、行列の豆花屋さん
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豆乳やタピオカミルクティーなどの飲み物も
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メニューには、日本語の表記もあるので安心
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1品、150円ほどから 安くて、美味しい、最高です
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こちら、悩みに悩んで選んだ、3品
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この、仙草、コーヒーフレッシュミルクかけ、大変美味

寧夏夜市で、塩っぱいものを食べたあとは、

夜市から2分ほどの、古早味豆花で、デザートタイム。

 

台湾の魅力の一つが、甘いもの屋さんの充実度。

こちらのお店、営業時間は、朝の11時から、夜中の1時まで。

夜遅くまで、この豆花が楽しめます。

 

ちなみに、古早味とは、懐かしい味の意ですが、その名前とは裏腹に、

立派なサイトをお持ちです。http://www.toufa.com.tw/

日本語&写真付きメニュー、また、ダウンロードできるメニュー表もあるので、

言葉が心配な場合は、こちらで予習してから向かうと、安心。

 

頼んだのは、花生豆花(ピーナッツ豆花 )、粉圓豆花 (タピオカ豆花 )、

そして、滑嫩仙草奶凍、トッピングは、粉圓(タピオカ)、芋圓(芋餅)、粉粿(芋ゼリー)。

 

豆花は、あっさり。それほど、豆腐さは感じないので、とても食べやすい味。

ピーナッツは、日本ではカリカリ食感のイメージですが、

この豆花のトッピングは、煮ピーナッツなので、つるんとした豆花の食感にピッタリ。

タピオカは、台湾人がQQと表現する、ほどよい弾力。こちらも、美味。

 

そして、仙草。その黒い姿から、食べたことがない旅行者も多いかと思います。

これが、ほどよい甘さと、ちょっとした苦さがある、さっぱりとしたゼリーで、

初台湾組にも、大好評。Tsumは、豆花より、断然、仙草が好みです。

 

朝ごはんから、お夜食まで、食事に関しては、1日中楽しめる、台北。

一つ、一つの量は少なめなので、ぜひ、一ヶ所に留まらず、

色んなお店や場所を試し、新たな味を、見つけてみてください。

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