恋焦がれたB787での初フライトは、ANA 羽田⇒シンガポールへのビジネスクラス
ANAと言えば、B787、B787と言えば、ANA
そんな図式が出来てから、久しくなりますが
残念ながら、
その美しい機体に搭乗する機会が得られないまま
時は流れ・・・
初787は、やっぱり、ANAのビジネスで
そんな数年来の夢を、
やっと羽田→シンガポールで叶えてきました
憧れのあの姿を追いかける日々に、とうとう、サヨナラ。
ずっと片思いだったあの人に、やっと、思いを伝える日がきました。
ということで、ANAのB787機、シンガポール行きに乗るため、深夜の羽田空港へ。
深夜といえども、羽田空港国際ターミナルの賑わいは、すごいもの。
2020年の東京オリンピックまで、この盛り上がり、
いや、これ以上の盛り上がりを、期待したいところです。
この時間帯に乗る旅行者のほとんどが、機内で就寝予定かと思われます。
喉が乾いた時に、サクッと、水分補給し、またゆっくり眠りに戻るため、
小さなペットボトルのお茶や、お水を機内に持ち込むと安心です。
ずっと思い続けた機体に、勇んで足を踏み入れます。
入り口では、ANAのCAさんが、ほがらかにお出迎え。
きっと、CAさんも怪訝に思うほどのニヤニヤ顏で、乗り込んだことでしょう。
B787のデビューは、2011年 秋。
新し目の機体とはいえ、ところどころ、キズや汚れ、くたびれ感や落書きが…。
シートの配列は、2-2-2。
今、ビジネスクラスの流行りな配列は、1-2-1なので、ちょっとした窮屈感が否めません。
モニターの大きさも、それほど大きくはなく、シートの調整もいたってシンプル。
メガネ入れがあるところに、日本独特の細やかさが見られましたが、
ハード面だけで見ると、他航空会社に勝っているとは、言い難く・・・。
羽田→シンガポールと言えば、もちろん、大人気のシンガポール航空も、
ほぼ同時間に、飛行しています。
シンガポール航空と言えば、ハード面、ソフト面、どちらも好評で、
毎年、優良航空会社として、その名を轟かしている会社。
同路線で対抗するのは、なかなか大変そうです。
羽田→シンガポールまでは、7時間ほどのフライト。
そこそこな距離となりますが、アメニティーは、巾着入りセット。
路線的に、観光客よりビジネス客の方が多く、
アメニティーを期待している乗客も少ないのかもしれませんが、
あと少し、あと少しだけでも、どうにかならないかしら?
と思ってしまうのは、贅沢でしょうか。
巾着のデザインを和風にしてみたり、色や形を数種類用意してみたりするだけで、
それらをもらった乗客のワクワク度が、グッと高まるような気がします。
座席周辺を一通り観察後、CAさんが到着前の食事オーダーを取りにきてくれました。
深夜便、シンガポールに朝6:00頃到着なため、食事を取らない乗客も多いようですが、
ここは、せっかくなので、ガッツリいただきます。
前菜のチーズから、和食、洋食のエッグベネディクト、
すべて、本当に美味しく、見事に完食。
この数時間、機内で横たわっていただけで、お腹が減る要素は全くありませんでしたが、
とにかく、箸が止まらず、自分でもびっくり。
あわよくは、シンガポールでカヤトーストでも、と思っていましたが、
どうやら、それは、胃袋が驚異的な力を見せない限り、淡い願いとなりそうです。
機内食を平らげたあとは、機内をお散歩。
ウワサのトイレにも、潜入してきました。
日本が誇る技術、ウォシュレットが完備された機内のトイレ。
技術の進歩とは、本当に素晴らしいものです。
ウォシュレットに関心すると共に気になったのが、
禁煙サインのとなりの、タバコの火を消す装置(?)のようなもの。
あまりに矛盾しているので、なぜ付いているのか、他の用途でも使われるのか、
思わずCAさんに聞いてしまいました。
「昔の名残りで、特に他に使える機能もない」とのこと。
なぜそこにお金をかけるのか・・・。
凡人には分かりませんが、何か他に深い理由があのだろう、と微納得。
ANA B787の機体は、快適な飛行を終え、
無事に私たちを、シンガポール・チャンギ空港へと送り届けてくれました。
長年の思いが叶い、感慨もひとしお。
これでも、SFCの端くれ。
やっと堂々と、B787に乗った!と宣言できるようになり、ホッと胸を撫でおろしました。