
旅人向け アメックスをシュミレーション比較

旅人向けアメリカンエクスプレスの3兄弟
デルタ スカイマイル アメックス・ゴールド・カード
スターウッド プリファード ゲスト アメックス・カード
スカイ・トラベラー・プレミア・カード
果たして、旅行で本当にポイントが貯まり
カードに付帯する恩恵が受けられるのか
冷静に探ってみました
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード入会、
スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード入会、
ときて、残る旅人向けアメックスの真打ちといえば、
スカイ・トラベラー・プレミア・カード。
旅人向けに造られた特別なクレジットカードは、
その年会費、3万5,000円 + 消費税。とっても高額。
すべてのカードをサクッと持てるのであれば、
これほどまでに悩む必要もないのでしょうが、
何と言っても、3枚合計、年会費9万2,000円 + 消費税・・・。
一般庶民には、なかなか手の出せない域の年会費となります。
実際、Travelrzには、
『スカイトラベラー、SPGどっちがお得?』や
『デルタ、SPG 2枚持ち』
といった内容の検索で辿り着く方も多く、その悩みの深さをうかがわせます。
この3枚の間で激しく揺れ動く旅人心を安心させるべく、
実際にカードを持つことで、ポイントがどれほど貯まるのか、
真剣にシュミレーションしてみました。
![]() | ![]() ![]() ![]() ![]() | デルタ スカイマイル | |
---|---|---|---|
年会費 | 3万1,000円 + 消費税 | 3万5,000円 + 消費税 | 2万6,000円 + 消費税 |
ポイント | SPG スターポイント | マイル移行ポイント | デルタ スカイマイル |
ポイント加算率 | 100円 = 1ポイント | 100円 = 5ポイント 提携航空会社/旅行会社 それ以外 100円=1ポイント | 100円 = 1マイル 100円 = 1.25マイル 海外利用 |
ポイント使い道 | 航空会社マイルに移行し、特典航空券に交換 スターウッド系列ホテル宿泊 | 提携14航空会社のマイルに移行し、特典航空券に交換 | デルタ航空の特典航空券に交換 |
上級サービス | SPG ゴールド会員 | 特になし | ゴールドメダリオン会員 |
海外旅行保険 | 自動付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 |
カード継続特典 | 無料宿泊 1泊分 | 5000ポイント | 3000マイル |
ポイント 有効期限 | 1年 1年以内にポイントの増減で有効期限引き延ばし | 無期限 | 無期限 |
ケース① チャイナエアライン エコノミークラスで 2泊3日 台湾個人旅行
行き先: 台北
利用航空会社: チャイナエアライン エコノミークラス
出発空港: 羽田空港
宿泊ホテル: シェラトン・グランデ台北ホテル
** 格安ツアーが多く出ている、台北。
カードの恩恵を受けるために、航空会社やホテルを選んだ結果、
2泊3日ながら、かなり割高に・・・。
サン ワンレジデンスやレ スイーツ 台北、パレ・デ・シンなど、
大手ホテルチェーンに属さない、個性派な評判の良いホテルが多くある台北。
ポイント獲得のために、航空券やホテル選択肢が狭まり、
結果、イマイチなホテルに高い金額を出して宿泊するのは、
少々もったいないかもしれません。
![]() ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() ![]() | デルタ スカイマイル | |
---|---|---|---|
航空券購入 ポイント | 270 ポイント 2万7000円 x 0.01 格安航空券サイト利用 | 1875 ポイント 3万7500円 x 0.05 オフィシャルサイト利用 | 270 ポイント 2万7000円 x 0.01 格安航空券サイト利用 |
宿泊代金 ポイント | 460+1200=1660ポイント 2万3500円 x 0.01 x 2泊 200USドル x 3 x 2泊 オフィシャルサイト利用 | 2500ポイント 2万5000円 x 0.05 x 2泊 日本旅行利用 | 460ポイント 2万3500円 x 0.0125 x 2泊 オフィシャルサイト利用 |
羽田空港 ラウンジ | SKY LOUNGE | SKY LOUNGE | JALサクララウンジ または TIAT LOUNGE ANNEX または TIAT LOUNGE |
台北松山空港 ラウンジ | 利用可能ラウンジなし | 利用可能ラウンジなし | |
海外旅行保険 | 自動付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 |
合計旅行金額 | 7万4000円 | 8万7500円 | 7万4000円 |
合計獲得 ポイント | 1930ポイント | 4375ポイント | 730ポイント |
備考 | 航空便遅延費用補償 “遅刻常習”なチャイナエアライン利用時に、安心の保険 レイトチェックアウト | 航空便遅延費用補償 “遅刻常習”なチャイナエアライン利用時に、安心の保険 ポイント交換先マイルプログラムを、Oneworld系列にすれば、搭乗マイルも同時に獲得 | チャイナエアライン利用で、1304搭乗マイル分を含めると、合計2034マイル獲得 |
ケース② シンガポール 3泊4日ツアー旅行
行き先: シンガポール
利用航空便: 直行便
出発空港: 成田空港
宿泊ホテル: 5つ星以上
** 香港と並び、宿泊費が高いシンガポール。
中級クラスでも、1泊 2万円〜が相場な印象。
東京からの飛行時間も7時間ほどと、近いようで遠いシンガポールは、
個人旅行で訪れるよりも、ツアーの方が比較的お得度が高い都市。
しかしながらツアーとなると、どうしてもポイント獲得の恩恵は得づらくなります。
JAL、ANA、シンガポール航空以外にも、デルタ航空、ユナイテッド航空も
成田空港からシンガポールへ直行便を飛ばしてします。
ですが、どの便の時間帯もかなり微妙となっているので、
シンガポール観光には、羽田空港利用がオススメです。
デルタ スカイマイル アメックスの威力を発揮したい旅人は、
あまり良い時間帯とは言えない、成田空港発のデルタ航空利用を選ぶことになり、
なんとも複雑な心境となるのが、悲しいところ。
![]() ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() ![]() | デルタ スカイマイル | |
---|---|---|---|
ツアー購入 ポイント | 980 ポイント 9万800円 x 0.01 HIS利用 | 5035 ポイント 10万700円 x 0.05 TOPTOUR利用 | 980 ポイント 9万9800円 x 0.01 IACE利用 |
航空会社 宿泊ホテル | 全日空 ヒルトン シンガポール | シンガポール航空 コンラッド | デルタ航空 インターコンチネンタル |
成田空港 ラウンジ | IASS Executive Lounge 1 または IASS Executive Lounge 2 | IASS Executive Lounge 1 または IASS Executive Lounge 2 | デルタ スカイクラブ または、 IASS Executive Lounge 1 または IASS Executive Lounge 2 |
シンガポール空港 ラウンジ | 利用可能ラウンジなし | 利用可能ラウンジなし | デルタ スカイクラブ |
海外旅行保険 | 自動付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 |
合計旅行金額 | 9万800円 | 10万700円 | 9万9800円 |
合計獲得 ポイント | 908ポイント | 5035ポイント | 998ポイント |
備考 | 獲得ポイントは、カード利用代金支払い分のみ | 5倍ポイント提携Toptourを利用 | 獲得ポイントは、カード利用代金支払い分のみ |
検証した結果、5倍ポイントになる航空会社や旅行会社を選べば、
圧倒的に『スカイ トラベラー プレミア・カード』が優位となることが分かりました。
ただ、このカードには、他のカードに付随する”上級会員”や
海外保険自動付帯さえないので、そのカード年会費からすると、少々物足りないところ。
それを補うのが、他2枚の特典、と認識。
せっかくの楽しい海外旅行。
持っているクレジットカードのせいで、旅先で制約が付いてしまのは、本末転倒。
そのため、こんな旅行者は、アメックス3兄弟は不向きかもしれません。
ホテルは、その旅行先や気分で決めたい
空港ラウンジに興味はない
利用航空便は、航空会社名より時間帯にこだわる
個人旅行より、ツアー利用が多い
海外旅行は、安さ重視
マイルを利用し、特典航空券を発券、に興味がない
あまり旅行に行かない
今年こそ、本気でマイルを貯めるぞ、という方。
年会費とカード特典を充分ににらめっこし、
自分の旅行スタイルに合った1枚、ぜひ見つけてください。
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード