話題沸騰! スカイマークのユニフォーム 問題はその”丈”では ないような・・・
日本国内で初めて
世界最大旅客機のA380を導入する航空会社
としてではなく、全く違う次元で
とても話題となっている、スカイマーク
キャンペーン用に導入された
期間限定”超ミニスカ”ユニフォーム
さて、この制服に対する世の中の反応は?
— スカイマークの「ミニスカ制服」をどう思う? — Yahoo!
フタを開けてみれば、すこぶる評判が悪い、スカイマークのキャンペーン用制服。
スカイマークと言えば、過去にも大胆なサービスコンセプトで、大いに話題となった航空会社。
— 「苦情お断り」のスカイマークに乗ってみた意外な感想 — NAVARまとめ
スカイマークの勝負所は、JAL、ANAより安い運賃。
社長の「我々は、サービス業ではなく、輸送業者」の素直な発言と共に、
この潔いサービスコンセプトにも、むしろ好感を覚えました。
しかし、今回は、いささか疑問が残ります。
「女性を商品として扱っており、セクハラ行為を誘発しかねない」との声もありますが、「場違いな気持ちを呼び起こさないか」という問いに、西久保社長は「お客様を侮辱している」と返答
とは言うものの、写真に写る、宙ぶらりんな社長の左手に、若干の迷いが感じらるのも事実。
目立つように広告の一環として用意した。スカイマークは国内線において38歳までをCAの職務定年としており、若くて元気なスカイマークをアピールしようと思った。各路線半年ずつしか使わないし、ほとんどの路線は今まで(と同じ服装)のサービスを続ける。会社全体で見ると、ごく一部の便(のキャンペーン)だ」
ミニスカートの丈、云々より、この辺りの発言が、問題なのではないかと。
目立つように広告の一環、38歳までをCAの職務定年、 若くて元気なスカイマークをアピール
って、一体全体、どんな客層の方々をターゲットにしているのでしょうか?
会社全体で見ると、ごく一部の便(のキャンペーン)だ
批判が出ることも承知の上で、限られた路線、期間なのだし、
問題があったとしても、ここは、まぁ、ガタガタ言いなさんな、ということなのでしょうか?
話題作りのためなら、もっとガッチリ攻めたら良かったのではないのでしょか?
丈が短いことだけが話題となっている制服も、
もう少し、美しく造ることはできなかったのかと。
「セオリー」というブランドがデザインしたらしいのですが・・・。
2006年に設立されたばかりのインドの航空会社、Indigo。
社長のアディティア・ゴーシュ氏は、元々法律家で、航空業界とは無縁だったよう。
遅延、欠航は当たり前、という”インド航空業界の常識”に捕われず、
格安航空会社ながら、定時発着を徹底したことで、
市場シェアも15%以上を有するまで急成長した航空会社。
前出のリチャード・ブランソン氏も、航空業界とは関係ない、音楽業界出身。
今回のスカイマークも、日本の航空業界の常識に捕われず、
スカーフ・紺色・ブレザーの組み合わせではない、
老若男女、誰もが振り返るような、徹底的に美しい制服を造り、
「保安員とはいえども、華やかだっていいんだよ!」ぐらいの気合いを見せて欲しかった、と。
それを『短くすりゃ、目立つだろ』という、短絡的としか思えない内容のキャンペーンで、
その裏に自社への愛や想いが感じられないことに、非常に違和感を覚えるのです。
何ですかね、中途半端な印象が否めません。
期間限定で、話題作りのためだけに不評な制服を造るくらいなら、
いっその事、女子高生や看護婦の格好でも、良かったのではないかと。
さて、スカート丈ばかりに注目が集まっていますが、今回、何が罪って、その座席。
スカイマークが導入する、エアバスA330-300型機は、
全席にシートピッチが広めの「グリーンシート」を搭載。
シートピッチは、ANA、JALよりも広く、全席にレッグレストを備えてあり、また、リクライニングしない状態でも、背もたれが3度傾いているため、離着陸時もくつろげる。Aviation Wire
と、シート自体は文句なしですが、なぜに「グリーンシート」?
新幹線のグリーン席を彷彿させるため?
そして、コーポレートカラーがブルーとイエローにも関わらず、文字通り、席がグリーン。
せっかくの”高級仕立て”シートも、あの色では台無しです。
鮮やかなグリーンは、ロシアのS7、”緑なシート”はエバー航空に任せて、もう少し品のある、
落ち着いた色にすることは、できなかったのでしょうか?
スカイマークが、このA330-300型機を投入する路線で目指すは、80%の搭乗率。
素人目からしても、かなりハードルが高いように思えるのですが・・・。
もう、開き直って、全く新しいコンセプトの航空会社にしてしまうのは、いかがですか?
スカイマーク様、参考に、以下をどうぞ。
まずは、あのセクシー(?)レストラン、Hootersが運行していた、幻の航空会社、Hooters Air。
実際にこのような航空会社があったとは、驚きです。
お次は、男性用制汗剤のCM。ここまで徹底すれば、乗る方も迷いはないはず。
いかがですか、社長?
そんな『路線』を、目指しているのではないって?
今回のキャンペーンでは、このように捉えられても、仕方がないような。
次回、A380導入時のキャンペーンに期待です。