香港エクスプレスUO622便で日本に帰国…の前に許留山
羽田に就航したばかりのLCC 香港エクスプレスでの
香港弾丸1泊2日旅行も、もう終わり
有名レストランが軒を連ねる香港空港で
食べ納めに選んだのは、許留山の楊枝甘露
羽田行きの香港エクスプレスでは、
チェックインするターミナルと、実際に乗るターミナルが違う、
ということを、事前に薄々知っていたにも関わらず、
勇んでターミナル1に降り立ち、結局徒歩でターミナル2に移動。
チェックインは、ターミナル2。搭乗ゲートはターミナル1。
これから香港エクスプレスを利用される旅行者の方々、ご注意を。
しかしながら、降り立つターミナルを間違えてしまっても、実はそれほど大事ではなく、
徒歩で5分もあれば、お互いのターミナルの行き来が可能。
電車やバスに乗ることもなく、時間のロスも最小限。
ターミナル1に比べ、少しこじんまりしているターミナル2。
そのおかげもあり、迷うことなく香港エクスプレスのチェックインカウンターへ。
流暢な日本語を話す案内係のお兄さんにうながされ、チェックイン。
無事に並び席を確保。搭乗ゲートは掲示板で確認してください、とのこと。
羽田行きの搭乗ゲートを確認中、気になったのが、
さりげなく、関西行きのUO688便がキャンセルされていたこと。
LCCである香港エクスプレスのキャンセル。
自分たちが乗る便だったら・・・、思わず背筋がヒンヤリ。
無事にチェックインを終え、荷物も預け、すっかり身軽になったところで、ターミナルを移動。
実は、制限区域内にも電車があり、ターミナル間の移動は可能。
ただ、電車での移動より徒歩の方が早い&許留山を訪れたかったため、
出国前にサクッと隣のターミナルへ。
目的は二つ。今回食べていない、楊枝甘露を許留山で食べること。
そして、焼き芋用のスプーンを頂戴すること。
ちなみに、香港空港のターミナル1には、翠華餐廳、許留山、翡翠拉麵小籠包、美心Food2
ターミナル2には、杏花樓、阿鴻小吃、上海姥姥、世窗茶餐廳、BURGER KING
と香港の食べ納めにふさわしいお店が、多数入っています。Open Riceでのリストは、こちら
テーブルに置かれたメニューには、大好きな芝麻糊や、食感がおいしい黒糯米が。
ですが、ここは、胃袋と時計に相談し、1杯の楊枝甘露でどうにか我慢。
甘いマンゴーと、ポメロのツブツブ感、ココナッツの南国風味が絶妙。
何杯でも食べられそうなおいしさですが、ここはグッとこらえてお店を去ります。
許留山で楊枝甘露を食べた後、空港内のベンチに腰掛け、先ほど購入した焼き芋を堪能。
空港を行き交う人々を見つめつつ、「次の香港では、何を食べようか・・・」
と、早くも次回の香港を夢見ている間に、お腹も時間もよい頃合いに。
持ち込み不可かも・・・と心配していた”焼き栗”も、荷物検査を通り抜け安心。
ゲート前にある自動販売機で、珍しい味のミニッツメイドを購入。
何もかも有料のLCCでは、飲み物持ち込みは不可欠。
こちら、現金だけではなく、オクトパスカードでも購入可能です。
定刻通りに、搭乗がスタート。
羽田空港に夜中12時30分に到着という、
きわめて使いにくい便にも関わらず、どんどん人が流れてきます。
どうやら、日本人より香港人旅行者の方が多い模様。
日本を旅行先として選んでくださった皆様 – ありがとうございます。
座席に着いたあとも、搭乗客の流れは止まらず、どんどん席が埋まっていく様子に驚き。
往路は、前後にさえ人はいませんでしたが、復路では隣に若い香港人女性が着席。
どうやら、この便、満席のようです。
事前に用意した『LCC安眠セット』の効果もあり、消灯の間、1度も起きることなく快眠。
目が覚めた時には、羽田空港まであと数分。
『機内では寝るもの』と割り切ってしまえば、
機内食等のサービスで起こされることもないLCCは、とても快適。
もうすぐ着陸、というところで、隣の香港人女性が流暢な日本語で話しかけてきました。
目の前に挟まれた外国人用の入国用紙を指差しながら、
「もらっていいですか?」と遠慮がちに一言。
どうやら用紙がもらえず困っていたようで、起きるタイミングをうかがっていた模様。
すっかり熟睡してしまっていて、申し訳ない気持ちでいっぱい。
無事に羽田空港に到着。噂通り公共交通機関は、すべて終了。
先ほどの香港人女性は、空港のベンチで、一晩過ごすようです。
この夜遅い羽田空港で見た、いくつかの悲しい場面。
京急線の案内は日本語のみ。その上、日本人にさえ分かりにくい『上り』『下り』という表現。
24時間稼働空港ながら、0時以降食事が出来るのは2店舗のみ。
一晩空港で過ごすしかない状況になる便があるにも関わらず、シャワーは30分1000円と高額。
1階にあるローソンでは、店員さんが誰一人英語を話さないのか、
日本語で押し通され、困り果てるお客さん。
日本、それも東京という大都会にある国際空港が、これでいいものなのかと、
ちょっとした怒りさえ感じる、この現状。
国際空港を管理する方々に、ささやかなお願い。
2020年に開催される東京オリンピックを前に、ぜひ、イチ旅行者として海外旅行に出かけ、
色んな困った場面に、あえて出くわしてください。
そして、日本を旅行する外国人旅行者にとって、
どんなサービス、どんな案内があれば、本当の「おもてなし」になるのか、
真剣に考えていただきたいのです。
国際空港は、その国の玄関口。
まだ新しく、観光地としても人気のある羽田空港の国際ターミナルですが、
今一度、”空港”として見直して欲しい、
外国の空港に降り立ったときの、あのワクワク感を、
日本に降り立つすべての外国人旅行者に感じて欲しい、
そう願いながら、羽田空港を後にしました。