搭乗記,  飛行機

ひょんなことから、大韓航空ビジネスクラス

大韓航空ビジネスクラス
搭乗機材は、エアバスA330-300

エアーカナダのマイレージプログラム、エアロプランを利用した特典旅行にもかかわらず、

とある事件により、アライアンスが異なる大韓航空ビジネスクラスで、仁川から羽田へ。

 

最近、雑誌やテレビでもよく見かける、大韓航空が誇る最新鋭機材の座席。

他の航空会社ではあまり見ない、淡い色使いに多少の疑問を感じていたものの、

実際に見てみると、上品で心落ち着くデザイン。

仁川空港から羽田空港2時間弱と短いながらも、貴重な空の旅を楽しんできました。

大韓航空ビジネスクラス
ということで、大韓航空・ビジネスクラス
大韓航空ビジネスクラス
ここでお茶を購入
大韓航空ビジネスクラス
今回はこちら側へ
大韓航空ビジネスクラス
長いボーディングブリッジ

大きな問題もなく、無事に搭乗。

20:55発と夜遅い便なので、乗客はソウルを満喫した日本人旅行者が多い模様。

 

短い旅行では、買い物時間が足りなかったのか、

搭乗口では、3人〜5人ほどのご婦人グループが点在し、

「まだ、●●ちゃんが来てないのよ〜。」

「さっき○○に行くって言ってたわよ〜。」

「もう搭乗時間なのに、間に合うかしら〜。」

と時計と通路をにらめっこ。

 

そこへ、

「ごめんねぇ〜。」

と両手いっぱいの荷物をかかえたご婦人が、額に汗して小走り、

といった風景が見られます。

 

巨大な仁川空港では、お店も豊富。思わず財布のヒモもゆるんでしまいます。

くれぐれも買い物に夢中になりすぎて、飛行機に乗り遅れないよう、ご注意くださいませ。

大韓航空ビジネスクラス
短い路線ながらも、ビジネスクラスはなかなかの埋まりよう
大韓航空ビジネスクラス
淡い青の座席
大韓航空ビジネスクラス
シンプルなデザイン
大韓航空ビジネスクラス
このカップホルダーは、秀逸です
大韓航空ビジネスクラス
Everybody Loves Raymondがあるとは、渋いチョイス
大韓航空ビジネスクラス
もったりとしたデザインのコントローラー

女性チーフパーサーの方が、”棚ぼた”搭乗乗客の二人にも、

「本日はご搭乗、ありがとうございます。」と、満面の笑みとともに、丁寧に挨拶。

厳密に再現すると、

「本日はご搭乗、ありがとうごじゃいます。」

この、小さな”イネ”さに親近感を感じます。

 

2時間のフライトには、もったいないほど快適な座席。

どこもかしこも新しく、気持ちがよい機内。すべての機能が正しく作動することに、感動。

大韓航空ビジネスクラス
数少ない飲めるアルコールのひとつ、梅酒
大韓航空ビジネスクラス
色は食欲をそそりますが、お味は・・・
大韓航空ビジネスクラス
少々大味なお肉

残念ながら、機内食はアシアナ航空の方が好み。

なかなかあのビビンバを超えるのは難しいようで。

ですが、『大韓航空、いいなぁ』と思わせたのは、機内食を出す時の細やかな気配り。

 

料理と飲み物を聞きに回ってきたのは、前出のチーフパーサーの方。

二人とも無難にお茶をお願いすると、

「梅酒もありますよ。せっかくですから、お酒とともにお食事をされてはいかがですか?

お茶は後でお持ちしますよ(満面の笑み)。」

そこには全く嫌みがなく、言わされてる感もなく、聞いてやってる感もなく、

食事を楽しんで欲しい、心の底からそう思っているのだろうな、

と思わせる優しい口調とその笑顔。

 

チャイナエアラインで旅したマイルを、デルタ航空のマイルプログラムに貯めたものの、

大したマイルでもなく、されど使わないのはもったいない、と思いあぐねていたところ。

デルタ航空のサイトから直接特典旅行が予約可能な、大韓航空。

滞在日数制約のない特典航空券なら、日帰りも可能。

15000マイルを使い、ソウルまでタッカンマリを食べに行く旅〜。

夢が広がります。

大韓航空ビジネスクラス
無事、羽田に到着

思えば、初めて訪れた海外が韓国・ソウル。そして初めての国際線が大韓航空。

まだ、”韓流”という言葉もない頃。

日本人が韓国を旅行することが、まだ珍しかったのか、

機内でも、市内でも、韓国人の方々にとても親切にしていただき、

あまりの嬉しさに、帰路の機内で『大韓航空機型目覚まし時計』を購入したものです。

 

Ariさんも大韓航空に抵抗があったようですが、この搭乗ですっかり印象が変わったよう。

『百聞は一見に如かず』

やっぱり旅っていいなぁ、と改めて思わせてくれる、よいフライトでした。

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