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早朝便で、羽田から仁川まで

羽田空港を朝06時10分に発つという
LCC並みに不便な時間 アシアナ177便

座席モニターもない地味な機体に揺られ
3時間弱で、サクッとソウル
そのまま街に出て、明洞でお買い物?

いえいえ、目的地がソウルではない旅人ほど
この 超早朝便が便利なのです

格安でビジネスクラスに乗ってみたい方
キーワードは、『仁川空港』 です

 

「こんな早くに日本を発つ便、一体全体、誰が使うんだい?」

この便に間に合わせるためには、最低でも羽田空港 5時にチェックイン。

公共交通機関が動いていないので、周辺宿に前泊か、空港で夜明かしか・・・。

そんな事実を知ると、思わず、疑問が湧いてくるその気持ち、大いに分かります。

 

定刻通り飛べば、9時前には、仁川空港に到着。

空港鉄道 Arexを利用すれば、10時にはソウル市内に到着。

そんな早い時間では、ホテルでチェックインもさせてくれないし…。

となりそうですが、目的地としてのソウルではなく、

出発地としてのソウル、とすると、この便、旅人の強い味方なのです。

 

仁川空港から一歩も出ることなく、次の目的地へと向かう

韓国・ソウルにある仁川空港を、まるで、国内空港のように利用する

 

インターネットやクレジットカード決済のおかげで、

現地に住んでいなくとも、その土地発着の航空券が買える、

そんな恩恵を活かして、仁川発券で、目的地へ。

 

例えば、バンコクまで、魅惑のタイ航空のビジネスクラス。

東京発着の場合、往復で24万ほど。

これが、仁川発着となると、なんと13万円ほど。

仁川までの往復航空券を支払ったとしても、7万円ほどの差が。

 

他にもキャセイパシフィック航空 ビジネスクラスで、シンガポールまで行く場合、

東京発着で、17万円。(キャセイパシフィック航空は、意外と価格設定低め)

仁川発着では、驚きの10万円。エコノミークラスではなく、ビジネスクラスで、です。

 

ちなみにこのアシアナ 早朝便、やはり需要が限られているのが、

頻繁に運行がキャンセルとなる という、なかなかギャンブル性の高い便でもあります。

ので、この後の便は、なるべく同じアシアナ航空が加盟する、

スターアライアンスにしておくと、ちょっといい事があるかもしれません。

が、同じにしておいても、乗り継ぎがうまく行かず、

ファーストクラス ラウンジで10時間過ごす』 ことになったりもします。

 

また、運悪くキャンセルになり、絶体絶命かと思いきや、

アシアナスタッフ イネの恋路を心配しつつも、期せずして大韓航空ビジネスに乗る

といった、棚ぼた的経験もできるかも・・・しれません。

そのようなトラブルも、「ネタになって、いいかも」くらいの心構えで利用すると、

イライラせずに、旅を終えられるかと思います。

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平SFCにも開放された、ANAファーストクラスラウンジ

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おにぎり、おいなりさん。綾鷹

早朝、羽田国際線ターミナル。

SFC保有者が、アシアナ航空を利用すると、それがエコノミークラスであっても、

『ANAのビジネスクラスラウンジ』への入室が可能。

 

あまりに早い時間だったためか、受付の右側、ファーストクラスのエリアを解放。

しかしながら、これといった大きな違いはなく、

眠気まなこをこすりながら、半ば無意識におにぎりやら、お稲荷さんを口に運び、

搭乗までの時間を、もんやりと過ごします。

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早朝便ともあって、小さめA320で参ります

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スヤスヤと寝ている間に、このようなメモが

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座席モニターはなく、小さなモニターに映る航路を、みんなで見つめる会です

早朝・短距離路線とあって、小さめ、内装しょんぼりな機材で運行。

座席にモニターもなく、起きている乗客が凝視するモニターには、

ひたすら、この子の航路が映し出されます。

「日本列島を横切って、ソウルに向かうのだね〜」

と、当たり前のことを再確認。と同時に、記憶喪失。

 

気がつけば、目の前には、H H Jangさんからの、

『おめざめでいらっしゃいますか?』ステッカーが。

いつもは、どんなにお腹がいっぱいでも、出るものは拒まずの精神で、

多少なりとも、機内食をかじりますが、

今回は、睡魔に勝てず、何枚かシャッターを切ったあと、再び夢の中へと戻りました。

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横を見れば、アシアナカラー

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仁川に無事到着

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乗り継ぎ乗客用の入り口

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次の便の搭乗口を確認

定刻通りに、仁川空港に到着。

乗り継ぎの乗客は、ここで入国することなく、

乗り継ぎ専用荷物検査を通り、出発制限エリアへと行くことが、できます。

この時、次の便のボーディングパスか、E-チケットが必要。

これがないと、現地係員と大揉めに揉めるので、お忘れなく。

どちらもない場合、一旦入国し、通常のカウンターでチェックインとなります。

ちなみに、紙である必要はないようで、iPadに入っているPDFでも、通れました。

 

が、以下の場合は、一旦入国しなければいけないので、注意が必要。

① 日本→仁川で、機内に荷物を預けた

この場合、一回入国し、バゲッジクレームで荷物を取り、

次に乗る航空会社のカウンターで、荷物をチェックインし直さなければなりません。

その場合、乗り継ぎ時間に、十分余裕を持たせましょう。

 

日に日に増す大陸客で、キャパがオーバー気味の仁川空港。

入国はさほどでもありませんが、出国時、非常に時間がかかります。
(正確には、手荷物検査にものすごい時間がかかる)

1時間以上は、日常茶飯事。ここで乗り遅れると、旅程が大きく狂ってきます。

特に個人旅行の場合、次の便確保は、

自らの『現地スタッフとの交渉力』に左右されることに。

少なくとも、3時間は見ておきましょう。

 

**次に乗る便も同じアライアンス、アシアナの場合は、スターアライアンスの場合、

最初のチェックイン、羽田空港で荷物を『目的地までスルー』することが出来ます。

別々にチケットを購入したとしても、その旨をカウンターのスタッフに告げ、

次の目的地まで、荷物を送ることができるかどうか、はり切って聞きましょう。

 

違う航空会社の航空券を別々で購入時の チケット同時発券 (スルーチェックイン) と、

荷物を目的地まで預け入れ (スルーバゲッジ)の認識、完全に間違っておりました。

 

アライアンス(航空連合:イトーヨーカ堂系・イオン系・ユニー系の航空バージョン) には、

あまり関係なく、個々の航空会社が、そろぞれの他航空会社と『インターライン契約』を

結んでいる場合に、このスルーチェックインとスルーバゲッジが適応される模様。

 

『インターライン契約』を結んでいる航空会社の一覧は、

たいがい、オフィシャルサイトから見つけられます。

Aerofloat・・・インターラインパートナー (仕組みが分かる説明アリ)

ANA・・・スルーチェックイン可能な提携航空会社

JAL・・・お乗り継ぎの手続きについて

シンガポール航空・・・スルーチェックインをご利用できる提携航空会社一覧

Bangkok Airways・・・スルーチェックイン

 

『インターライン契約』は相互契約なので、どちらかのリストに名前があれば、

次の目的地までのチェックインも荷物預け入れも、OKということになります。

サイト上でリストがない場合は、サクッと問い合わせるのが一番安心かと。

 

桑原様、ご指摘ありがとうございました。また一歩、快適な空の旅へと近づきました。

「こやつ、勘違いしておるな」という箇所があれば、ぜひぜひ、お声をかけてください。

 

②  仁川→次の都市に、LCCを利用

この場合、制限区域内(手荷物検査や出国審査を終えたあとの免税店があるエリア)に、

チケットを発行してくれる、専用カウンターがありません。

そのため、インターネットで搭乗手続きをしていない限り、

= ボーディングパスを持っていない限り、そのままでは搭乗できません。

一度韓国に入国し、チェックインカウンターで、ボーディングパスをもらう必要があります。

LCCとレガシーキャリアの値段の違いは、この辺りにもあるのです。

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がっつり寝ている旅人たち

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乗り継ぎ客を意識した仁川には、シャワー施設が

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ラウンジも豊富です

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電車に乗って移動する、離れターミナルへ

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ここを下ると、元のターミナルには戻れません

今回は、仁川から先に、キャセイパシフィック航空を利用。

仁川空港 制限区域内には、キャセイパシフィックのカウンターがあるので、

アシアナ航空と提携しておらずとも、韓国に入国することなく、飛行機を乗り換え。

以下のような流れで、次の便へと駒を進めました。

 

トランジット専用 手荷物検査場で、iPadに入っているE-チケットをスタッフに見せる

手荷物検査を受け、インフォメーションでキャセイのカウンターを聞く

電車に乗って、離れにあるターミナルまで移動
(こちら一歩通行なので、用がない限り、乗ってはなりませぬ)

指示されたカウンターで、パスポートとEチケットを提示

無事、香港までと、ホーチミンまでのボーディングパス(搭乗券)を確保

 

初めての場合、外国でトランジットはドキドキですが、慣れれば、なぁんてことありません。

横浜の片田舎に住む者にとっては、東京で電車を乗り継ぐ方が、よっぽど難しく感じます。

 

特に今回利用した仁川空港は、アジアのハブ(主要)空港として、

トランジット旅行者集客に、「これでもか!」というほど、力を注いでいます。

そのため、時間を持て余した乗り換え旅行者のために、

制限区域内に、無料シャワー施設を用意したり、ライブ ピアノコンサートを催したり、

文化体験施設をコーナーを用意したり、横になれるイスを多めに設置したり、

無料でインターネット使えるエリアを解放したりと、

どうにか、こうにか、仁川空港を経由して世界中に飛び立ってもらえるよう工夫しています。

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無事到着

円安気味、羽田空港の国内線イメージを払拭する急激な国際線化、

地方空港へもバンバン国際線就航、LCC専用になったかと思うほどの 関空の格安路線拡大など、

これから、日本人旅行者が仁川空港を経由する機会が、減ってくることが予想される中、

自国民だけでなく、ぜひ、世界中の旅行者が『わざわざ経由しに来る空港』を目指すべく、

成田、羽田、セントレア、関空には、ぜひとも頑張っていただきたい。

 

『直行便は罪』が座右の銘の “どこへ行くにも ひとまず経由便” な旅行者からすると、

日本の空港は、旅行者に寄り添った施設や サービスが少なく、

週末 家族連れが遊びにくる場所として テーマパーク化していることに、ほんのり いらだち。

 

もちろん、空港維持にもお金がかかることでしょう。

そういった収入源も、大切なのかもしれませんが、

まず第一に、飛行機が発着し、世界中から旅人が行き交う”空の港機能”の充実、熱望です。

日本の空港、特に成田空港は、アイデア次第で、

まだまだ、世界中からトランジット客を呼び込める!と確信しております。

 

シンガポールへ行くのに “沖縄” を経由した経験のある旅行者としては、

長いフライトのあと、乗り換えの空港でしたいことと言うと・・・

 

・ちょっと横になる

ゴロッと寝るのに、畳ソファー、いかがでしょう?もしくは、100畳くらいの畳広場。

個人宅から、畳部屋が消えていく昨今。畳職人の雇用も兼ねて、

日本人には、畳の良さを再認識してもらい、外国人にはそのイグサの匂いに癒されてもらう。

そんな畳ワールド、いかがでしょう?

 

・シャワーを浴びる

特にトランジットとなると、そこからまた飛行機に乗るわけで・・・。

周囲の方に迷惑をかけないためにも、汗を流したいものです。

 

シャワールームを用意するのがスペース的に難しければ、足湯、いかがでしょう?

行き交う飛行機を見つめながら、むくんだ足を熱めのお湯に浸けて、ホッと一息。

外国人以上に、日本人が喜ぶサービスとなるかもしれません。

 

・ご当地グルメをつまむ

機内食を食べたばかりだったり、時差のせいで、それほどお腹が空いてなかったり。

だとしても、せっかく空港に来たならば、その土地の物を、軽く食べたい。

こんな欲求を持つ 食いしん坊な旅人は、きっと多いはず。

 

空港価格な一品を食べるより、お手頃な300円程度のB級グルメをちまちまと かじれる、

縁日をイメージしたエリアなんて、どうでしょう?

ジャガバター 500円、たこ焼き 4粒300円、今川焼 1つ200円、いちご飴 100円。

または、食べ物系自販機を設置し、ご当地食べ物を集めた一角。

旅行客に、少しでも日本的何かを楽しんでもらえれば、これ、幸い。

 

・日常生活を垣間見る

日本に入国しなくとも、日本を感じ取れる何かを空港で感じたい。

LCCが就航し、これからはリピーター旅行者が、わんさか増えてくることが予想されるなか、

2ヶ月に1回 日本を訪れる旅行者欲しているのは、

『免税店で、香水とたばこ』ではなく、きっと『コンビニで、おでんと酎ハイ』

 

各コンビニが協力し、それぞれのイチオシを食べられるコーナー。

生鮮食品はないけど、スーパーマーケット

特に空港ということは意識せずに、ドラッグストア、

などなど、普段の日本を体験できるお店、免税店以上に流行るかと。

 

・体を動かす

意外と盲点なのが、この欲求。

機内では、長時間座りっぱなし。特にLCCの場合、直角で3時間以上過ごすのです。

ボーディング ブリッジを、やれやれとトボトボ歩きながら思うのは、

「やっと、狭い空間から解放されたー!次の便の前に、ちょっくら体を動かしたいなー。」

だったりします。

 

個室バッティングセンターや、ボーリングなんて、どうでしょう?

大掛かりな施設は難しいので、任天堂さんに力を借りて、ここは、バーチャルで。

または、ゲームセンターの体動かす系の機械を集約。

足元の光に合わせ、華麗にステップを踏んでもらったり、

相撲レスラーと腕相撲を楽しんでもらったり、全力でワニを倒してもらったりと、

日本の独特の娯楽施設を楽しんでもらいながらも、ちょっとした小銭稼ぎ。

 

と、かなり横道に逸れましたが、

これからは、『飛行機で、あえての寄り道旅』も大いにアリな時代。

1泊する時間はないけれども、せっかくならあの大好きな国を、チラッとのぞきたい。

そんな思いにこたえられる、とことん旅行者と向き合った面白空港、期待してます。

 

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