搭乗記,  飛行機

危うく乗り遅れ!早朝 羽田発 松山行き チャイナエアラインに辛うじて搭乗

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羽田空港国際ターミナルから、飛ぶ便 充実です

台湾大好きの2人が、初訪台の3人を引き連れ
計5人で、夏休みの真っ只中、台北へ

いつもならば、避ける旅行シーズン
果物が美味しい、という誘惑には勝てず
暑い日本から、より暑い台湾へ

久々の台北は
やっぱり”非常好吃” でした

 

チャイナエアラインが羽田空港から飛ばすCI223便は、

7:10am発という、乗る人を、否、乗れる人を選ぶ便。

羽田空港から比較的近い我が家からも、始発に乗ってギリギリという時間帯。

それ故、夏休みながらも、そこそこお得な航空券を見つけることができました。

 

出発当日。気合を入れて、3時半起床。

スーツケースをガラガラ引きながら、最寄りの駅に到着すると、

改札口には、戸惑い顔の人々が、右往左往。何かが、おかしい・・・。

 

こんな日に限って、電車、停まってました。

 

始発に乗れたとしても、ギリギリなスケジュールだったため、軽くパニック。

ひとまず、タクシーでの移動を決意しますが、

大きな駅ではないため、タクシーの姿は、まったく見えず。

 

それでも、タクシー乗り場で待つこと、5分ほど。

その間に、成田空港へ向かうと言うおじさまと、大きなスーツケースを抱えた若者と、

タクシー相乗りの話をつけ、いざ乗車。

羽田空港行きのバスが出ている、最寄りのターミナル駅まで、

運転手さんに、飛ばしてもらいます。

 

すでに5時をまわり、次のバス、5:20発に乗らないと本当にチェックインが間に合わない、

と、成田な方と話していたところに、

「おー、あのバスだよ、乗りたかったの。行っちゃったね〜。」と運転手さん。

台北が遠のく音が、どこかしらから、カラカラと聞こえてきました。

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朝日が眩しい!

電車が停まったせいで、飛行機に乗り遅れるかもしれない、

そんな悲しい運命を共にした戦友とも、ここでお別れ。

駅に到着すると、3人ともドタバタとタクシーを降りる、相乗り大混乱の中、

長年愛用していた携帯電話(貴重なガラケー)をなくす、オマケ付き。

結果、空港待ち合わせの友人から送られてくる心配メールを、猛烈に無視する結果に。

 

結局、乗れたのは、新横浜を5:45に出発という、バス。

そこで、もう一人の電車組だった友人と、合流。

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機体は、A330-300
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JALとチャイナエアラインのコラボ

やっとのこと、羽田空港・国際ターミナルに到着したのは、ちょうど6:30。

ちなみに、バスのルートは、第一ターミナル→第二ターミナル、最後に国際ターミナル。

この必要のないドキドキ感。たまりません。

 

息を切らしながら、チェックインカウンターへ向かうと、

ちょうど最後の”Closed”の札を置くか置かないか、という瞬間に。

慌ただしく駆け寄る私たちに向けられる、冷たく、鋭い視線。

多少うろたえましたが、台北のためには、そんな弱気なことは言っていられません。

 

ここぞとばかりに、お金でかったエリートカードをひけらかし、呼吸を整える間もなく、

「た、台北(ハァハァ)(ハァハァ)(ハァハァ)・・・」と、

成金、かつ変態気味に告げ、どうにか乗れるよう、願います。

そんな私たちにも、カウンターのお姉さんはとても優しく、

「お急ぎいただきまして、ありがとうございます!」と、満面の笑顔。

これほどまでに、笑顔に癒されたことが、過去にあったでしょうか。

 

が、後ろにいたお姉さん、腹の虫が承知しないのか、はたまた、本当なのか、

「この時間だと・・・、(チラッと腕時計を見る)、

機内食の積載が、間に合わないかもしれませんが、それでも、良いですか?」と一言。

 

 

ここで、このイモムシの子供のように、

「キナイショク、チョウダイ、キナイショク、チョウダイ・・・」と呪いでもかければ、

私たちの機内食を2食分持った、イネっぽいスタッフの方が、

「オットケェ〜。これも積んでぇ〜。」と、ヒールをカタカタいわせながら、

広い羽田空港内を全速力で走り、用意してくれるのでしょうか?

 

が、実際は、「機内食は・・・、もう、全然大丈夫です・・・。」

と力なく答えるので精一杯だっため、真相は闇の中。

 

しかし、正直なところ、機内食って、こんなギリギリに準備するものなのでしょうか・・・?

もともと1ヶ月半前に予約してあった便でも、

機内食の数って、チェックインの時間に関係するのでしょうか。

 

それとも、彼女なりの”印籠”もしくは、”遠山の金さんの桜吹雪”のように、

「遅れてくる非常識な乗客に、言ってやったぜ。

今日もパシッと、機内食ないかもって、いつものヤツでお灸すえてやったぜ。」

ということなのでしょうか?

 

どちらにしても、もう機内食な問題ではありません。

次回は、空港到着、きっちり、搭乗2時間前を目指します!

チャイナエアラインの関係者様、本当に、ご迷惑をおかけしました。

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モニターがあるので、安全デモンストレーションは、ライブではありません
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スリッパがあり、快適!
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各種、読みもの

チャイナエアラインのスタッフさんに見張られ付き添われ、荷物検査場へ。

無事に出国し、搭乗が始まったばかりの少し離れたゲートへ到着。

予定では、カードの威力を発揮し、ラウンジで少々まったりするはずでしたが、

もちろんそんな時間はなく、しょんぼりとゲートへ向かいます。

 

1時間以上前にチェックインを終え、空港のカフェで、パンとコーヒーをいただきながら、

ゆったりとした気持ちで、搭乗まで時間を過ごした、

という “旅人の鑑” のような友人と、ゲートで合流。

ひとまず安心、何はともあれ、これで台湾に旅立てるね、なんて笑っていると、ある違和感が。

 

あ、一人、足りない・・・。

 

普段から遅刻常習犯な、その友人。

まさか、まさか、まさか、海外旅行まで・・・と嫌な予感。

 

残念ながら、友人の連絡先を知っているのは、私、一人。

そして、その私が携帯電話をなくすという奇跡が重なり、悲しいかな、なす術がありません。

ちなみに、この台湾旅行を誰よりも熱烈欲求していたのも、その友人。

2年越しの台湾への想いをついに叶える時がきたというのに、その姿、見えず。

 

あたふたしても仕方がないので、

「海外旅行、それも、本人が熱望した台湾旅行なのに、残念だねぇ〜(棒読み)。」

なんて言いながら、こんなこともあろうかと、

しっかり、ちゃっかり、1ヶ月前に指定した座席に、腰をかける3人。

ほぼ満席な機内で、誰も座られることのない32Aが、寂しそうです。

 

今回、HIS系列の旅行代理店で航空券を購入しましたが、

サクッと、事前に座席指定が可能です。

必要なのは、E-チケットに表記されている、REF: の後ろの6文字。

あとは、こちらのサイトで、その番号と、氏名を入力するだけ。簡単。

大人気の台北路線。チェックイン時に、混乱しないためにも、事前座席指定、オススメです。

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E-チケットには、必要な情報が詰まっています
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機内から眺める、美しい空
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モニター横に小さな鏡

久々に乗るチャイナエアラインに興奮し、

嬉々として、機内誌や、窓からの景色の撮影に勤しんでいると、

前方に、見たことのある人影が。

 

そう、この台湾旅行を棄権したと思われていた友人が、

全く関係のない座席に、座ろうとしているではありませんか。

 

話を聞けば、乗るはず、もとい、乗らなければ完全遅刻の羽田空港行きバス出発時刻、

5分前に起床したという、旅行当日に大物ぶりを発揮した彼女。

慌てふためき、母親が見繕ってくれた洋服を着て、転がるように家を出てきた、とのこと。

持ち物は、普段から使っている、黒いリュック、ひとつだけ。

そして、パッションピンクなシルクのノースリーブに、

テラテラ素材の黒いパンツ、サンダル、リュック、という、おおよそ日本人には見えない装い。

 

私を含めた他3人も、着古した短パンに、同じく着古したT-シャツと、

口裏を合わせたように、見すぼらしい姿だったため、

この4人を合わせると、完全に国籍不明な団体となり、多くの台湾の方々を混乱させました。

 

彼女のいつも以上にくったりとしたリュックに、一体何が入っているのか聞くと、

「パンツ2枚!前夜に準備したから!」と、なぜか自慢げ。

他は、「今朝、適当に母親が入れたので、分からない」らしく、

「着替えがなければ、2日目はこのピンクを裏返して着れば良いし、

3日目は、後ろ前にして着ればいい。」と、こちらの心配をよそに、平然。

 

そんな彼女、チェックインは、私たちの上を行く、出発30分前!

もちろん、烈火のごとく怒られ、かの有名なセリフ、

「機内食の積載が、間に合わないかもしれません。」も聞いたとのこと。

 

結果、ある意味、一番旅慣れた雰囲気を出した彼女。

4人中、3人が遅刻するという、大失態。

重ね重ね、チャイナエアラインの皆様、申し訳ありません。

 

で、気になる機内食ですが・・・。

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黄金に輝く、チャイナエアラインの機内食
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パンにパンケーキな小麦ワールド機内食
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パンにご飯に魚にヨーグルトな給食風機内食

きちんと配膳されました。

この便でのチョイスは、「オサカナゴハーン」か「パンケーキ」

台湾人CAさんの、「オサカナゴハーン」の言い方があまりに可愛く、

もう一度聞き直す、マニアックな変態ぶりを披露し、

隣に座った友人との間に、薄い壁ができましたが、これも旅の醍醐味。

 

台湾の航空会社出す機内食としては、意外な組み合わせ。

どちらもお味は、なかなか。

ないと思っていた機内食、美味しく、そして、ありがたくいただきました。

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機体の下に付いているカメラからの景色がモニターでも見られます
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飛行機から、圓山大飯店!
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松山空港、春水堂
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珍珠奶茶、おいしいなぁ(しみじみ)

CI223便は、定刻より少し早く、台湾・松山空港に到着。

入国審査を終え、安堵とともに、この旅の順風満帆を願って、

松山空港にある、春水堂の珍珠奶茶で、乾杯したあと、

快晴の台北へと繰り出しました。

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