旅行の楽しみのひとつが、ホテルの朝食。
事前に出来るだけ調べあげ、準備万端、意気揚々と、
当日、朝食会場へと乗り込みます。
いつもは、パンとコーヒーだけで済ませてしまいますが、
旅行中は少なくとも1時間以上かけて、朝食を取るようにしています。
(意識している訳ではなく、気が付けば2時間もいた・・・なんていうことがほとんど。)
ガイドブックを持ち込み、予定を立てながら・・・。
現地の新聞を読み(眺め)ながら・・・。
昨日の出来事などを、ノートにしたためながら・・・。
旅行中ならではの、贅沢な時間です。
初めて『ホテルの朝食』に出会ったのは、バンコク旅行。
宿泊先である、Grand Sukhumvit Hotel Bangkokの朝食の豪華さに、腰を抜かしたものです。
(2日目に朝食会場を散歩するゴキ夫さんを見て、多少気持ちが萎えましたが。)
それからというもの、立地、価格、清潔さの他に、
朝食の評判もホテル選考の大きなポイントに。
毎旅行、限られた日にちと予算の中で、
調べに調べた評判のホテルの朝食を、ご紹介したいと思います。
海外ならではの豪華な朝食を、
“お得に”堪能するなら、オススメはバンコク。
南国・タイが誇るフルーツ盛りだくさんのホテルが多く、
日本では高級なマンゴー、パパイヤなどが惜しげもなく並びます。
その光景はまさに夢のよう。
異文化もいいけれど、朝はやっぱり日本食、
もしくは、少し胃に優しい食べ物がいい。
そんな旅行者は、台湾。
親日家がとっても多い台湾だけあり、もともと日本食が好きな国民性もあって、
ホテルの”日本食”コーナーも、きちんとしたものを取り揃えているホテルを探しやすい国。
“手軽に”気取った雰囲気を楽しむなら、
マーライオンのお膝元、シンガポール。
もともと英国領だったため、どことなく気品が漂う国、シンガポール。
様々な人種が共存するおおらかさの中に、キリッとした空気も感じられます。
他の国が持つ、東南アジアならではのゆるさがあまり強くない、シンガポール。
かと言って萎縮してしまうほど厳しい訳でもなく、ほどよく上品。
甘い花の香りに包まれ、
鳥のさえずりに耳を澄ます・・・。
自然を楽しみながらの朝食なら、プーケット。
テラス席があるところが多く、
海に面したホテルなら、青い海を見つめながら、の贅沢な朝食。
真っ青な空と海に囲まれ(雨期でなければ・・・)、煎れたてのレモングラスティーを飲む、
そんな非日常なひとときを楽しむことができます。
何はともあれ、
宿泊するホテルの朝食は、事前に調べてみる。
“朝食”のことなど、全く気にしない、なんて言わずに、Google先生に一度聞いてみてください。
意外と評判かも。それを知らずに過ごしていたら、やっぱりもったいない。
お目当てのお店が別にあるなら仕方がないですが、
朝食付きプランでなくとも、別料金で朝食を食べられるホテルがほとんど。
(朝食付きプランの方が、お得なケースがほとんどですが。)
特に知らない土地で、朝から空腹に耐えながらご飯屋さんを探すのも大変。
サクッとお腹を満たし、ココロも身体も元気になったら、いざ街歩き。
悪くないと思います。
ExpediaやAgodaなど、インターネットのホテル代理店では、
素泊まりプランと朝食付きプランを、1000円未満の違いで出していることもちらほら。
そんなときは、ぜひとも一度お試しを。
(事前調査をお忘れなく。)
ホテルによっては、朝食が3000円ほどと、
その国の物価を考えれば、驚くほど高く感じることもしばしば。
でも、見方を変えてみれば、日本で居酒屋に飲みに行ったら、
同じくらいの金額が、簡単にお財布から飛んで行くのも事実。
ゆっくりと時間をかけて、朝ごはんを楽しむ。
毎日したいけど、なかなか出来ない、そんな貴重な体験に、
ちょっとだけお金をかけても、バチは当たらないと信じております。