搭乗記,  飛行機

チャイナエアラインで行くハワイ。
ファーストクラス編

ホノルル空港 チャイナエアライン チェックインカウンター
頭等艙でファーストクラス。漢字って難しい。

片道 +1万円でビジネスクラスから、
ファーストクラスへ。
そのコストパフォーマンスは-?

 

搭乗日: 2011 09/28
搭乗区間: ホノルル-成田
・便名: CI017
搭乗クラス:ファースト Fクラス
機材: B747-400
価格: ¥183,000(4泊6日ツアー代金・シェラトンワイキキ宿泊費込み)
予約: Chintai Travel

 

ホノルル空港
日本から、わんさか飛行機がやってきます。

ツアー料金(ビジネスクラス)に、

片道プラス1万円でファーストクラスへアップグレードという破格のプラン。

ポイントは、約9時間のフライトに、1万円をプラスする価値があるかー、ですが、

残念ながら、その価値を見いだせないまま飛行機を降りました。

 

もともと(そこそこ)快適で、(そこそこ)金額が張るビジネスクラス料金に、

マラサダ100個分(笑)を上乗せして得られるのは、

少し広く、しかしフルフラットになる座席、変わらない残念な機内食、

忙しなく感じてしまう接客、

そして、行きのビジネスクラスとは、(悪い意味で)雲泥の差のビデオシステム。

チャイナエアライン ファーストクラス 座席
座席はフルフラット。

 

ビジネスクラスとの大きな違いは、

ファーストクラスの座席はフルフラットになる点。

しかし、この恩恵を十分に受けるには、ホノルル→成田路線ではなく、

夜日本を出発し、朝ハワイ着となる、成田→ホノルル路線。

時差ぼけ防止のため、今回は座席をフルに倒して寝ることはありませんでした。

 

ホノルル→成田は9時間と長めのフライトなので、体調に不安のある方は、

腰に負担がかかりにくいフルフラットの座席、トイレへのアクセスしやすさ、

一人の乗客に対する乗務員の割合等を考慮すると、

比較的お手軽な価格のチャイナエアライン・ファーストクラスは、

検討の価値があるかもしれません。

チャイナエアライン ファーストクラス 座席
やっぱり肉に惹かれてしまう。

機内食 

アパタイザー

エビ・ホタテ・イカと野菜のサラダ。トマトクーリー添え

スープ

トマトと赤ピーマンのスープ

サラダ

ガーデンサラダ

メインディッシュ

ティラビアのブラウンソース煮込み

お野菜の盛り合わせ、ご飯

または、

牛ヒレ肉のグリル、ペッパーコーンソース

マッシュルーム、インゲン、人参、ズッキーニ、

ガーリック風味のマッシュポテト

または、

鴨肉のオッソブーコ風

ブロッコリー、パプリカ、ボレンタ

デザート

ストロベリーヨーグルトチーズケーキ、ラズベリーソース添え、

ライチシャーベット

料理はどれも、可も不可もなくといった印象。

ファーストクラスだからと、期待が大きすぎたのかもしれません。

チャイナエアライン ファーストクラス エンターテイメントシステム
なれませれ・・・。

 

サービス 

12人の乗客に対し、乗務員は3人。

一人は日本人の方で、他二人は台湾の方でした。

「自分のような身分でファーストクラス・・・」という負い目からくるものかもしれませんが、

対応はとても丁寧なのですが、どこか冷たい接客。

頼んだ飲み物は忘れられ、やっと持ってきてもらったのは、間違ったもの。

他にも悲しい気持ちになることが、しばしば。

チャイナエアライン ホノルル空港 ラウンジ
お寿司は大人気。あっという間になくなります。

 

ラウンジ

ホノルル空港にあるチャイナエアラインのラウンジは、

ビジネスクラスもファーストクラスも同じ「ダイナスティラウンジ」。

ラウンジは非常に狭く、30席弱ほど。

そのため、ビジネスクラスでも安い航空券では、

ホノルルのラウンジは使用不可なものもあるようです。

それでも利用客はやはり多く、座席の確保が非常に困難。

 

入り口に呼び鈴が付いており、鳴らすと中から係の方が鍵を開けてくれるシステム。

この係の方が、テーブルの片付けや、食事の補充などすべて一人で担っていて、

見ていて気の毒になるほど、とても忙しそうでした・・・。

 

食事は、フルーツ、クッキー、お寿司などの軽食が少々。

お茶、コーヒー、フルーツジュース等のソフトドリンクは充実していましたが、

アルコール類は、缶ビールのみ。

 

成田空港行きは早朝便なので、朝食をラウンジで、と考える旅行者も多いと思いますが、

人の出入りが激しく、常に誰かが席を探している状態なので、

ここでゆっくりと時間を過ごすことは、なかなか難しそう。

そんな時は、食事を軽くつまんだら、ラウンジを潔く出ましょう。

 

ホノルル空港の建物はオープンエアーで、とても開放的な造り。

間近に見える飛行機を眺めながら、

南国の空気を感じつつ、ハワイの余韻に浸る-。

そんな旅の終わり方も良いかも。

チャイナエアライン ファーストクラス アメニティー
もらうと嬉しいアメニティー。しかしながら、使い道に困り、長らく放置。

アメニティー

ビジネスクラスと同じくブランドはフェラガモ。

歯ブラシセット、アイマスク、リップクリーム、

ハンドクリーム、マウスウォッシュ、ブラシが、

少し大きめのポーチの中に入っています。

ふかふかのスリッパには、Fの文字が。

 

GOOD

ファーストクラスを、無理のない価格で体験できる貴重な路線。

ホノルル路線は、各航空会社それほど力を入れていないリゾート路線なので、

ソフト、ハード共に期待せず、体に負担をかけない移動方法として、

割り切って利用すれば、◎。

マイルもFクラスは、150%加算されるので、次の旅行への投資と考えれば・・・お得です。

 

BAD

いわゆる、『ファーストクラス』を思い描いていては、がっかりしてしまいます。

過度な期待も禁物。

当たり前のように遅延するので、日本着後に乗り継ぎがある旅行者は要注意です。

時差ぼけ防止のためにはオススメできませんが、どうしてもフルフラットで寝て過ごしたい、

そいういった明確なニーズがない限り、ビジネスクラスで十分。

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